ストレス緩和のリフレッシュ・セッション

心理的です

 

当オフィスは、普段心理カウンセリングを専門に活動しております。その活動の蓄積から、地域援助の一環でストレス緩和に取り組んでいます。

当オフィスでは「対話」を主とする形式のほか、臨床心理学的観点から「からだ」にアプローチする形式も取り入れております。普段は通常面接の中に位置付け行っておりますが、今回はそれらを応用的に運用し、日々の暮らしが少しでも生き生きとしたものとなっていく一助になればと思い、この枠組みを別途創設致しました。

名称を「リフレッシュ・セッション」としますので、どうぞご活用ください。

ストレス緩和のリフレッシュ・セッションの背景

現代社会は緊張の連続と言っても過言ではないでしょう。

生活をしている中で、我々は様々な出来事に直面します。長時間勤務・息つく間も無い忙しさ・家事と仕事・・・などなど

また、昨今は様々な事情の中で、社会全体が閉塞的状況にあり、尚更に緊張を強いられる時間や場面が拡大しています。

特に、新型コロナウイルスの登場以降、我々の生活は大きな変化を強いられています。

仕事の関係では、在宅のテレワークが推進されています。長時間のパソコン操作は元々肩こりなどにつながる要素を含んでいましたが、コロナ禍においては益々拍車をかけているかのようであります。

また、仕事ではなくとも、スマートフォンなどの機器を操作する時間が増えた人も多いのではないでしょうか。

家庭にも社会にも、様々な変動が生じています。

持続した緊張状態の連続の中で我々は、肩の凝りや、つっぱり、違和感、重さなど様々な体の不調を覚えることもあります。

このような時には、ひょっとしたらどこかに慢性的な緊張があるのかもしれません。

慢性的な緊張とは

例えば・・・

「人前でのスピーチ」・「面接試験」・「スケジュールに追われ忙しい時」・「渋滞」・「大雨」・「家族関係」・・・

などなど

このようなとき、胸がドキドキしたり、体のあちこちに力が入ったりします。または、気持ちがイライラすることもあるでしょう。これらは大抵しばらくすれば元に戻ります。

しかし、日常的に長い間緊張が続くと・・・

いかがでしょう。こうして肩もこっていくのかもしれません。

リラックスする

では、慢性緊張を弛めるにはどのような方法があるのでしょうか。心理援助の方法は様々ですが、その中の一つに体へ直接アプローチする方法が挙げられます。

主に肩や、首・背・顔などのリラックスを行う方法です。カウンセラーの援助のもと、概ね自分自身で緊張を弛めていく点が特徴的です。

緊張が弛むと体が「軽い」、「すっきりした」、或いは気持ちが「ほっとした」などのリラックス感につながる事があります。

内容

現在、2つのプログラムで実施しております。当日の状況・希望に応じてご案内します。はじめの20~30分程度は説明的な時間に充てています。

※なるべく柔軟に進行するため、進行状況によって、プログラム内容の全てを実施できないこともあります。

プログラム1 立った状態、椅子に座った状態で実施

  • リラクセーション技法を編成し、通しで20~30分程度で実施できる内容としました。
  • 今回は主に、肩まわり~指辺りを弛める方法としました。
  • 椅子に腰かけた姿勢、又は立った姿勢で行います。
  • 簡単な説明など含め、60分の予約枠で実施します。(自然な流れで進行するため、60分間では、全てを紹介できない場合があります)
進め方:写真もなくイメージをしにくいかと思いますが、リラックスするには、まずご自身で肩を上げるなどして緊張を作ります。そして、それを弛めて行くことで、リラックス感を得てゆく方法です。当日解説します。健康法のようなものとお考えください。

プログラム2 うつ伏せ・仰向け姿勢での実施

手順顔

こちらは、うつ伏せなどの姿勢になります。より本格的なリラックスを目指しています。

  • 腰から首、顔のリラクゼーションを行います。(概ね20分程度)
  • プログラム1と同様に、基本的には、自分で力を入れた部位を自分で弛めていただく方法です。
  • 腰や首を揉みほぐす方法ではありません。ご自身で力を入れて、抜いていただく工程を繰り返します。分かり易く進めるため、カウンセラーが手を当て援助しながら進めます。
  • その後仰向けの顔に移ります。顔については方法がやや異なります。

実施期間

  • 2025年4月下旬~2025年6月末 【完全予約制】 ※今回の企画期間です

対象

対象者

日々の生活の中で次のようなことを感じている方・・・

  • 「気分転換をはかりたい」
  • 「緊張した感じが続いている」
  • 「ホッと一息つける時間が欲しい」
  • 「子育て、育児、介護に疲れを感じている」

など生活上のストレスに遭遇している方で、心身のリフレッシュ・リラックスに取り組んでみたいという意志のある方

※あくまで心身のリフレッシュ・リラックスを目的とする内容です。本格的なセッションをご希望の方は、カウンセリングと同じ枠組みでお申込み下さい。

※ごく小さな動きで実施できる方法ですが、医師から特別制限されるようなご事情がある方は、まず医師にご相談ください。

※感染対策の観点からも、原則お一人ずつお会いします。

※看護師・保育士・臨床心理士他等の対人援助職の方もご自身のケアにどうぞご活用ください。

所要時間・料金

  • 60分:3000円【税込み表示】

何度かお続けになりたいという方は、以下の枠組みを設定しました。

  • 2回目以降:30分 3000円【税込み表示】 ※プログラム1,2いずれか

お申し込み方法

電話でご予約下さい。予約の空いている時間に予定を組みます。

  • 電話で予約を承ります。当サイトから、電話番号、開室時間等を確認しご連絡ください。その際、心理カウンセリングの受付と区別するため、「リフレッシュ・セッション希望」とお申し出ください。
  • ホームページを参照し、当オフィスの性質も合わせてご理解ください。また、電話の折り返しについてもご確認下さい。
  • 完全予約制です。ご予約を経ないセッションは行えません。突然のご来訪には準備がありませんのでご遠慮下さい。
  • 月・火・木・土曜日の10:00~20:00(土曜は18:00)の間で調整しております。

感染対策にご協力ください

  • 当オフィスが実施する感染対策に準じた枠組みで開催します。
  • 体調不良がある場合は、ご延期下さい。

リラクセーションは臨床心理士が担当します。

  • リフレッシュ・セッションはあくまで臨床心理的観点からのリラクセーションです。
  • 心身のリフレッシュを目的としております。医療行為及び医療類似行為は一切行っておりません。
  • リラクセーションサロン・整体・マッサージ店等ではありません。
  • 医師から特別制限されるようなご事情がある方、又はご心配な方はまず主治医にご相談下さい。
  • 着替えなどの準備はございません。なるべく動きやすい服装でご利用ください。
  • 当日は、簡単な説明や、お名前・連絡先等の記入をお願いしております。それらの時間も含まれます。
  • 上着をかけるハンガー、荷物を収めるボックスの準備はありますが、着替えのスペースなどはありません。準備してお越しください。
  • プログラム2においては、一部、目元付近へのアプローチを行います。念のためコンタクトレンズはお外しください。。

ご案内は以上です。下記は、当日のポイントです。

ストレス緩和のポイント

ストレス緩和に用いるリラクセーションにおいて、そのポイントは幾つかあります。

体に意識を向ける

体の感じとは

臨床心理学的方法であるのに、「体」の方に注目するのは不思議に感じられるかも知れません。

ストレスは、体の方に様々な変化をもたらします。

先の方にも書いてある通り、胸がドキドキするのは体の事です。

他にも、重い、つっぱり感、冷たさ、熱のこもった感じ・・・など、様々な体験をしている可能性があります。

疲れてくるとどうなる?

人は疲れをどのように自覚するでしょう。

体で感じ取ることもあるのではないでしょうか。疲れてくるとだるくなる、とか肩が凝りはじめるなどと自覚している方もあるかもしれません。

疲れを感じ取ることは非常に重要な事ではないかと考えています。疲れを感じるから、セルフケアを行おうとする発想が生れるのではないでしょうか。

最後に

最後に、私の臨床経験に添って、ストレス緩和に触れておきます。

プロフィールにもあるように、総合病院で活動をしていた時期があります。そこでは、一般の身体科の医師からの依頼を受けて、心理的援助を行っていました。身体科とはつまり内科や麻酔科、外科などのことです。

精神科ではなくとも、そこでお会いしてきた方々はうつ病、パニック障害、適応障害、あるいは各種心身の不調などを治療中で医師の外来に通院中の方々でした。また、その背景に仕事の関係、育児疲れ、介護ストレスなどの様々な困難に直面されているという事情も垣間見えました。

依頼を受けて、臨床心理士として言葉による援助の他、体に直接アプローチする方法も行っていました。

当時は、病院に通院中の方への援助手段としての運用が主でしたが、その他にも応用的に職員研修の場などにも活用の機会がありました。そして、職員のメンタルヘルスの一助になるのではないかという可能性を感じていたのです。

こうした背景の中、技法の選択によっては、より多くの方のストレス緩和のセルフケア手段として活用できるのではないかと考え、本企画に至りました。