カウンセリングに関して

カウンセラーが購読しておきたい雑誌や本とは

カウンセラーが購読すべき雑誌とはなんでしょうか。 新聞をよく読みなさいとは、学生の頃によく言われた経験をお持ちの方も多いと思います。確かに新聞にはいろいろな情報が毎日満載です。経済のことや医療・福祉に関する記事まで幅広くあります。 毎日読ん...

どっちが本当?視覚的錯覚から感じた現実の別側面

心理学のテキストを開いてみると、多くの場合錯視に関する内容が紹介されています。例えば、同じ長さの線であっても、一方が長く見えたり、短く見えるという現象が起きます。 このような現象を錯視といいます。日常用語でも錯覚という言葉はよく使われます。...

コーチングとは?カウンセリングとどんな違いがあるのかを検討する

10年程前からだったでしょうか、徐々にコーチングという言葉を耳にする機会が増えています。 20年前の段階では、おそらく一度も聞いたことはなかったと思います。 ある時には、一度勉強しておくと良いですよと大ベテランが言っていたこともありました。...

唯一の国家資格である公認心理師は、名称独占の資格

公認心理師という国家資格を持つ人たちが活動を開始しました。 2018年に第1回目の国家試験が実施され、その合格者で登録を完了した者が公認心理師を名乗って活動することができるようになります。 この資格の一つの特徴は「名称独占」であることです。...

カウンセリング後に疲れを感じる事があるのはどういうことなのか

どこかに外出して帰宅したとき、あるいは試験の後、仕事の後などに我々は疲れを覚えるものです。 これは納得のいくことでしょう。 では、カウンセリングの後に疲れるのはどういうことなのでしょう? リラックスできる時間などと言っている割に、疲れるとい...

誰かと話したい

本当に難しい時代になりました。 技術革新は、人のつながりも変化させます。 昨今顕著に目立つのは、自動精算に見られるような人を介さないサービスの提供です。 コロナを経たことも大きな転換点だったのでしょう。 それ以前からも自動化は進んでいました...

公認心理師登録者数の推移

2015年に公布された公認心理師法。 あれから早いもので10年近くになります。 2018年には一回目の試験が実施されました。移行期間も終わり、現在では7万名もの登録者がいます。 公認心理師登録者数の推移とまとめ では、年々の推移や都道県別の...

カウンセリングの効果とは

大きな疑問の一つに、カウンセリングを行うとどうなるのか?というものがあると思います。これは、いわゆる効果に該当する疑問です。(ここでは便宜上効果という表現を用いますが、医療行為を行うものではありませんし、何らかの疾患に対する効果という意味で...

他者の期待に応えようとする心理があると気づいた時

1対1の場面であれば、事細かにその人に合った時間を共に過ごすことは、ある程度可能であると思います。 しかし、30人や100人の人に対して、全員の意向を同時に尊重しようとすると、どこか無理が生じてくると思います。これは不可能に近い事だと思いま...

失恋は苦しくて切ないばかり?

恋愛・失恋を、ライフイベントと捉えることが適切であるかどうかわかりませんが、生きて行く中で大きな衝撃を持つことは多くの場合に確かです。 恋愛に苦しいことがあるのは確か 人類の文化的歴史を見ても、様々な音楽、詩、絵画などが恋愛と関係して生み出...

電話カウンセリングの活用方法に関する思案

カウンセリングの種類は、対面以外の方法でも行われるようになってきました。その一つに、電話相談が挙げられます。 実際、遠距離で来室出来ない人のために、電話を活用して相談室も全国的に散見されます。そして、電話に限らず、WEBカメラなどを用いた昨...

気持ちの整理がつかない

人は生きる中で、多くの出来事に直面します。楽しいこともあれば、耐え難い悲しみに遭遇することもまた起きうることです。 その際に生じる我々の動揺や混乱は大きく、時に、日常生活上の事を中断せざるをえないような場合さえあります。 しかし、やがてその...

便利さを手に入れることは何かを失っている側面も持っている

我々の文明社会では、進歩の方に目が向きやすいものです。生活が便利になるものが開発されたら、そこに意識が集中するのは当然のことだと思いますし、それまでの何かから解放されるときでもあるので、多くの人が喜びます。 時々話題になることですが、このよ...

専業主婦が覚える罪悪感

専業主婦が行っていることを、時給に換算したら・・・などという報道を時々目にします。また逆に「主婦は働いていないので気楽でいい」などというセリフも時に耳にします。主婦が担っている事柄は、相当に大変なことばかりであると思いますが、やはり働いてい...

カール・ユング

ユングはスイスの心理学者で、分析心理学で知られています。(日本においては、ユング心理学とも言う)ユングは元々、フロイトのもとで学んでいましたが、途中から活動を別々にしています。フロイトに出会う前は、チューリッヒのブルクヘルツリ病院で、オイゲ...

生き方がわからない

価値観の多様化する時代とも呼ばれる中、我々は、どう生きて行くかという迷いを感じることがあるのではないでしょうか。そのタイミングや内容は人それぞれであり、どう生きるかという点についても、その方向も人それぞれであると思います。 生き方という自分...

主治医から心理学的リラックス法を勧められ、体へのアプローチに取り組むこともある

主治医から、「リラックスして下さい」と勧められた経験を持つ方も多いと思います。 これは精神科や心療内科でもある話ですし、内科や整形外科、耳鼻科、ペインクリニックなどでもあり得る話です。 リラックスは日常生活レベルの言葉としても使われますが、...

ジグムント・フロイト

ジグムント・フロイト Freud,Sigmund(1856-1939) フロイト フロイトは、オーストリアの神経学者で、精神分析の創始者です。長くウィーンで活動するが、晩年はロンドンで過ごしました。フロイトが活躍した時代は、今から100年程...

アブラハム・マズローの欲求階層説

アブラハム・マズローはニューヨークに生まれ、後に心理学を学ぶようになった。1967年~1968年にはアメリカ心理学会の会長を務めている。 行動主義の中で学んだ経験も持つが、後には、ロージャーズらと同様に、人間性心理学の開拓者として数えられる...

青衣の女人のエピソードには、カウンセリングを思わせる展開がある

少し遠回しなお話になりますが、青衣の女人のエピソードには、カウンセリングを思わせるような展開があります。 心理面接とは何か?と問われると非常に説明しにくいものですので、時には何かのエピソードの力を借りて説明することは悪い事ではないと思います...

カウンセラーの視点として、「それ」には何かの意味があると考えることがある

カウンセラーとして活動し、学びを続ける中で大事にしてきた視点の一つには、「そのことには何かの意味がある」ということがあります。 例えば、仕事へ行きたくないとか、学校へ行きたくないという語りは、何か非常に問題があり、社会的にはあまり前向きには...

合理化された現代社会におけるカウンセリングの必要性はどこにあるのか

現代社会では、食事をするまでの時間が段々と短縮されてきました。 つまり、何か食べたいと思ったときには、ものの数分で目当ての食べ物に 辿り着ける時代になりました。 とにかく早く、これが現代社会の前提条件なのかと感じることもあります。 合理化さ...

カウンセリングのロールプレイ方法についての一考察

我々は、その訓練課程でロールプレイを行うことがあります。 この扱いについては、指導者によって様々なようです。 ここでも安全性を挙げたいと思いますが、安全に行われるロールプレイは相当に心理臨床家の力を高めてくれるワークとなり得ると考えています...

野田市近くでカウンセリングをご検討の方へ

当オフィスは、千葉県の柏市に位置しています。駅から徒歩7分程度の距離であるため、近辺にお住まいでなくともご利用いただける可能性があるのではないかと考えています。名前は、心理臨床オフィスまつだと申します。 駅付近を歩いていると、野田市ナンバー...

カウンセリングにもAIの活用が進んでいる

心理面接にマニュアルはないと、何度もそんな言葉を聞いた記憶があります。 一方、世の中はどこに行ってもマニュアルだらけでした。 その形は様々ですが、薄っぺらいものから、数百ページある物まで・・・ そして、昨今ではAIチャットなるものが登場し、...

カウンセラーは、面接中に他の予定が気にならないよう工夫をしている

その時間は、お越しになった方のためだけに確保される時間です。 これがなくなってしまうと、非常に気の抜けた時間になってしまいかねません。 下記はフィクションですが、友人に真剣な話をした場合こんな経験をされた方もあるのでは・・・ このような結果...

カウンセリングで本題に入る前に、同意書などを設けている機関もある

病院で何かの治療を受ける時、同意書に目を通してサインをした経験を持つ方もいらっしゃるでしょう。 また、病院に限らずとも我々は生活の中で、時に同意書にサインをしています。 何かの施設を利用する時や、お金を借りる時、などなど。同意書という名称で...

心理面接と因果論について

因果論は日常生活上でよく使われているものです。 心理面接を行う際には、原因と結果の関係から物事の対処にあたるという図式から離れてみることに意義を感じています。 原因と結果を明らかにすることで人間の文明は発展したきた もちろん、原因を明らかに...

カウンセリングよりも飲み屋で友人に愚痴を言った方が安上がりでは?

カウンセリングと、その他の相談との違いは時々話題になります。 大きく分けて、2点あると考えておりますが、今回はその一つについて触れたいと思います。(もう一つは、精神科医と臨床心理士の違いにも書いています。) 本当に心理カウンセラーでなければ...

自分でも何に悩んでいるかわからずもやもやする

カウンセリングにおいて、悩みがはっきりしないことは当然ありることだと思っています。このようなカウンセリングにも意味があるのでしょうか。 ご本人がお越しになる意思をもっているならば、有意義な体験になる可能性を持っていると私は思います。もやもや...