アフターインターネット時代

電脳 ストレス

インターネットの浸透は、我々の社会生活を大きく変えました。インターネットが浸透してから以後の社会では、もうインターネットなしでは、同様の生活を送ることが困難であるとさえ言えるのではないでしょうか。

駅の窓口に出掛けなければならなかった切符は、出発の駅から目的の駅までを購入できるのです。それもデスクの上で電話も使わずにです。もっと極端に言えば、電車に乗車しながらでも携帯電話を使えば経路も料金も確認することができるのです。

アフターインターネット時代のストレス

コックピット風

生活のあらゆる局面にインターネットが入ってきて、以前はどうやっていたのかわからなくなってしまうほどです。何か調べものがあれば、検索をすれば、誰かがまとめた情報が映し出されます。

以前であれば、辞書などの書物をひっくり返さなければたどり着けない情報も即座に、場合によっては動や画像付きで情報を得ることができるのです。ときにその信憑性は危ういものの、時間を経るにしたがって、その信憑性さえも補い続けています。

目まぐるしい変化のスピード

スピードも違います。以前はなんだかんだで、アナログに調べたり、チケットを購入した方が早かったものです。しかし、あるときから、インターネットの方が早くて便利になっていったのです。目まぐるしい変化の中を我々は生きていると言えると思います。

一時、パソコンを身近に利用する人が増えたと感じた人は多いでしょう。しかし、それさえももう過去のことのように言われています。検索をする際に使用する機器は、パソコンが圧倒的に多いのではなく、もうスマートフォンとほぼ同じくらいになっているのです。そのため、パソコンを使用しない人は今後増える可能性が出ています。

こうして書いているこの文章も、数年後にはずいぶん古びた内容になっているのでしょう。それほどにこの分野の変化は早く大きいようです。時代は、インターネットどころでなく、AIのことに関心が移り始めています。SF小説のような世界が射程圏に入って現実味を帯びてきたように思います。

今までどうやっていたのか思い出せない

電車に乗って席に着いたとき、とりあえず携帯を確認する人がたくさんいます。携帯がなかったころ我々は、電車の中で何をしていたでしょうか。

本を読んでいる人は説明がつきますが、本を読む習慣もない人は、いったい電車の中でどのように過ごしていたのでしょう。すっかり思い出せない人もいるのではないでしょうか。そしてまた、インターネットの登場により便利になった反面、新たなストレスが生まれたという側面も持っているわけです。

窓辺の景色に意識が向かなくなっていることは確かでしょう。

まとめ

カウンセリングは一部電話相談を除けば、100年以上対面で行われてきました。
しかしアフターインターネット時代においては、ZOOMなどを通したオンラインカウンセリングがかなりの数行われるようになりました。
電話代もかからず、顔も映し出せるのですから、これは画期的な事です。コロナ以前からその存在はあったのですが、コロナ以降その需要は一気に加速した模様です。
果たしてこのことをどう捉えて実践していくのか、これは心理臨床家によっても未だ意見の分かれるところです。
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