近年のラグビー人気の高まりをひしひしと感じている方は多い事と思います。
そんな中、オリンピックを前に引退表明する選手をニュースで見ました。
このニュースに感銘を受けた人も多いと思います。
オリンピックを前に引退し受験勉強をはじめたのは本人の強い意志からだった
元々、その選手はラグビーを辞めて医師を志すつもりではあったそうです。
オリンピックを区切りと考えていたのでしょう。
しかしながら、ご存知のようにコロナウィルスの関係でオリンピックは延期となりました。
あと1年待つのかと考えた時に、そうではなくオリンピックには出ずに勉強をはじめることにしたそうです。
世間はなぜ?と言うけれど
世間の人からすると、オリンピックにも出て、それから医師になれば両方が叶うのでそれでいいではないか?と思うはずです。実際、そのような疑問を抱いたインタビュアーもテレビに出ていました。
しかしながら、本人の意思は固く、そうではないと考えたようです。
人生の主導権は自分にこそある
コロナ禍という観点からしても、この選手のエピソードが物語ることは、自分の人生の主導権は自分にあるのだ、ということが言えないでしょうか。
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世間の賛否はどうであれ、社会情勢はどうであれ、自分の意思のもとに進んでいきたいとする気持ちが垣間見えるように思います。
何が正しい選択なのか我々は時に悩みますが、このことに対する一つの答えは自分にとって納得の行く決定をするということなのだと思います。
もちろん、人生の舵を取ろうなんてむしろ思い上がりと考えて、流れに身をゆだねる人があることも知っています。それも謙虚で立派な生き方です。
社会情勢は一人の人生を大きく左右してしまう事があることは確かでしょう。これは、大災害にしても国の解体、戦争など、個人の意思ではどうにもならないことがあるものです。
このラガー選手の事を、うらやましいと感じる方もあれば、希望をもらった人、自分の夢を代行してくれたと、思いを託した人もあるかもしれません。