皆で話し合っても結局まとまらないのはなぜなのか

話し合う

たくさんの人の意見や考えを合わせて物事に向かい合った方がうまくいくのだ、と皆で協力して物事を決めて行こうと考えたことはないでしょうか。

確かに、様々な経験や知識が一堂に会するのですから、ものすごい考えが出て来そうでもあります。

しかしながら、毎回うまく行くとは限らないようです。

なぜ独りで決めた方がうまくいくのか

何もかも皆で決めていけたら、それは理想的なことかもしれません。ところが、皆で決めた結論が、必ずしも、最も良いものかと言えば、案外平均的なところに落ち着いたりするものです。

時には、全く別な方向へまとまってしまうことすらあります。

こんなことなら独りで決めたら良かったと嘆く人もいることでしょう。

お互いに気をつかう

まず、意見を言う時には、他の人の意見も聞くべきなどと学校で教わるものですから、自分の意見があったとしても、相手方の心情を慮って、控えめに述べてしまう人も出てくるのではないでしょうか。

その他、何かの決定には関われても、その後の活動に関われない人もいます。言うだけ言って自分は具体的な活動を何もできないのだから・・・と控えめにもなりやすいと思います。

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長時間かかり面倒くさくなる

これは人間の本音だと思います。

あまりに長い話し合いは、早く終わらせたいという気持ちが生じやすくなる場と言えないでしょうか。

2時間も話し合ったら、「それでいいんじゃない」などと誰かが言うかもしれません。

また、「こんなんじゃいつまでも決まらないよ!」などと怒り出す人がいたら、皆緊張して、自分の意見など言いづらくなってしまうでしょう。この場合も、内容はそこそこで、怒っている人が納得するような方向に皆向かいだすかもしれません。

日頃の関係

さらには、日頃から、あの人には不信感を持っていたとかライバル心があるような場合には、まとまる話も、競争心によって別な形を取ってしまいかねません。

もっともな意見だけれど、あの人が言うのならやめた、などと心の中では思っている人もいることでしょう。

また、話がまとまらないよういじわるな意見を言う人も出てくるでしょう。

雑談や休憩が長い

これも良くあることですが、話がまとまらないと、コーヒーでも淹れて、雑談の場になってしまうことがあります。真剣な話し程、長時間は苦しいもので、お茶のでも飲まずにはやっていられないのです。

その場合、休憩で会議時間が終ってしまう事さえあり、予定外の時間が重ねられる結果を招くこともあります。

集団よりも独りの方が早い

皆で決めるならよっぽど良い司会者がいるなど必要でしょう。これだけの要因があることを考えると、集団で何かを決めて行くことは非常に難しい作業であることがわかります。

独りで決めてしまった方が早いものです。また案外、その内容も集団で決めるより優れた決定になることもあるようです。これらは、社会心理学でも議論されていることです。

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