最終更新日 2024年11月21日
他の相談であれば、専門家は、専門的知識や経験に基づいた提案なり、解決策を言葉にしてくれるものだが、そのような感じは得られなかった」というような感想をお持ちの方は少なからずいらっしゃると思います。
なんだったの?と思いたくなる程よくわからないカウンセリングの時間とは
例えば、借金の処理方法について弁護士さんに相談に行ったならば、借金の整理に関するなんらかの法的な助言をもらうという形で相談が完結するものなのでしょう。方法がないにしても、方法がないという結論が返ってくるわけです。しかしカウンセリングの場合は、はっきりしたものがないまま終わることもあるので、疑問として残っても不思議ではありません。
- 助言がない
- 曖昧なことばかりだ
- カウンセラーがあまりしゃべらない
- お金ばかりかかってしまった・・・
- もう長いこと通っているのだが、なんの進展も感じない
などなど、多くの疑問が存在していると思います。
一般化が難しいか不可能
カウンセリングは、確かに体系化されている方法ではありますが、一人一人お会いしていく行為であるため、なかなか画一的なことが言いにくい性質のものでもあり、むしろそのことが説明になっているとも感じるほどでもあります。
似たように思える相談はあるとしても、決して同じ相談はないと言えます。相談に訪れる人が別な人なのですから、これは当然のことと言えます。
このような点が、マニュアル化や一般化できない背景事情だと考えています。
対人間であり、そして一人一人の個性や歴史は全く異なります。〇〇の問題に対するカウンセリングよりは、〇〇という問題に直面しているそのその人へのカウンセリングという方が適切なのです。
ある人にとっては、Aと理解されますが、ある人にとってはXと理解されるような面が多々あります。どちらも間違いではなく、その人にとっての時間になったということを意味します。
説明方法の構築
しかし、世間では、結局カウンセリングの事はよくわからない、という印象を持つ人も少なくないと感じております。カウンセラーもずっと曖昧なことばかりを言い続けるわけにもいかず、何とか良い説明の仕方が見つからないものか、日々考えているものです。
幾つかの点については、説明可能なこともあり、そのような内容を徐々にでも構築することには、意味があるのではないかと考えております。
まとめ
唖然としている方もあるかと思いますし、怒りを覚えている方さえいることでしょう。
狐につままれたようだという表現はこういう時に使うのかもしれません。
その上、1万円以上もかかるとしたなら尚更にその疑問は深まるばかりでしょう。
逆に、ふっとそのような戸惑いや疑問を伴いながら進展していることもあるものです。