望ましい方法

対人援助職のストレスについて触れていますが、ストレスをケアすることは非常に繊細な面があると感じています。

もし、ストレスケアの方法として、漸進的筋弛緩法や臨床動作法が有用だからと言って、普段の実情に合わないやり方ばかりを示しても、あまりいい結果を生まない可能性が残るのではないでしょうか。

ましてや、無理強いするような態度は避けるべきで、尚更にストレスを増やしてしまうことにも繋がりかねません。

我々は、ある方法を学び身に着けた時に、誰かに役立ててもらいたいという気持ちを持つものだと思います。しかしながら、その気持ちがすぐに現状にマッチするかどうかは別なことであり、ケアする側の振る舞いは、本当に慎重に徹することが必要なのではないかと感じています。

ストレスケアの難しさ例えば、忙しい業務の合間に、漸進的筋弛緩法の勉強会を開催したとします。

このとき、実施者側の都合で、遅刻厳禁、途中退出不可、などとしていたらどうでしょう。忙しい中せっかく参加したわけですから、実施者側の予定通りには進まずとも、致し方ないのではないでしょうか。

漸進的筋弛緩法は、一定の手順があり、勉強会の中で身に着けようとするなら、何度かその場で練習するような時間が設けられると思います。

企画した側としては、親切心でみっちり確かな勉強の機会とできるようにしたいという気持ちの表れとして、遅刻厳禁となったわけですが、参加する側としては、どこか負担感を感じるような時間になった可能性が残らないでしょうか。

イメージとしては、あの企画は途中退室もできなくてやりづらい、という印象ばかりが残ってしまう可能性もあるのではないかと感じています。結果的にストレスケアとは程遠いことになってしまいそうです。