悩みは尽きない・・・30代女性が生き方を考える時

30代という年代は、人生のどのような時なのでしょう。非常に価値観の多様化した現代社会において、自分の生き方に迷いを感じている人も少なくはないのではないでしょうか。

架空の女性を例に、30代女性の感じているであろうことを書いてみます。あくまで架空の女性のということになりますので、それはある一つの角度から見た、30代女性の姿でしかありません。30代女性というテーマだけでも何万の物語がうまれることでしょう。

ある30代女性の生き方

その女性は、独身で働いています。30代といえば、仕事の方も徐々に責任が増し、新人という枠からは外れてきます。女性の仕事はデスクワークが中心で、パソコンを使って仕事を進めることが殆どでした。10年も働いているとパソコンもどんどん変わっていくもので、最近では、インターネットの活用が当然のようになっています。

前々から感じてはいましたが、かなり目に負担のかかる仕事で、最近になってようやく、ブルーライトを遮るメガネを使い始めたところです。会社もこのようなことに意識を向け始めたのは、ほんの最近のことで、今までの10年の目を酷使したことはどうなるのかと憤りさえ感じていました。

30代女性と仕事

仕事は彼女にとって大きな存在ではありましたが、10年働くと、新鮮さというよりは、やや日常化した感じもあります。これがいいと思うときもあれば、さらに10年をこんな感じで過ごすのもどうかと思うこともありました。

せっかくここまで働いてきたのだから、何か自分なりの創造的なことを手掛けてみたいという気持ちもあったのです。実はそのために、コツコツと準備してきたこともあり、いつか勝負に出ようとも考えているのでした。

結婚

仕事に、もっと前のめりになろうとしているときに長い付き合いの友人から結婚するという知らせがありました。諸手で喜ぶことに一瞬躊躇した自分を感じたようです。どこかで感じてはいましたが、何か別な現実を突きつけられたような気分です。うらやましい・・・ような、何か追い詰められたような感覚さえあるのでした。

彼女にとって、結婚ということ自体はもう少し先でもいいと思っていたのですが、出産ということがどうしても頭をよぎります。

もしかすると、チャンスを逃してしまっているのではないか、結婚しないつもりも、出産しないつもりもないけれど、婚活とかしなければ結婚までたどり着けないのでは?それには1年や2年はかかるのでは?計画的に婚活を進めてきた人には及ばないのでは・・・などといろいろなことを考えています。

両親

また、彼女にはもう一つ懸念していることがありました。それは両親のことで、現在60代に入ったところです。幸い元気に暮らしていますが、いつまで二人暮らしで良いものか、迷うところもあります。

実家まではそれほど遠い距離ではありませんが、なんだかんだで仕事の関係上、実家へ帰ることができるのは数か月に1回程度なのです。もしかしたら、あと数えるくらいしか実家へ戻れないのではないか・・・。

迷い

自分はどこへ向かいたいんだろうかと、次第に彼女は迷いが生じました。仕事だろうか、結婚だろうか、実家のことだろうか、と。どれももっともらしく感じられるし、どのようにしても良く思わない人もいるだろうし、どうやって自分の人生を進めて行ったらいいのだろう。人生って難しいものだなぁ。

進みたい方向

上述の女性は架空の女性ですが、もしかしたら、このような心境で30代を迎えた女性もいらっしゃるのではないでしょうか。どれも大事なことのように思えて、自分自身がどう生きるかということは非常に難しいことのように感じられます。

彼女の場合は特に、知人の結婚を知らせる連絡が迷いを深めるきっかけとなったようです。

迷いということは、あまり望ましいものではないように取られがちですが、ある意味では真剣に将来を考えようとしている姿そのものであり、知人の結婚はその探求のきっかけとなっているわけです。人によってはそれが、仕事上のトラブル、両親の病気などであるかもしれません。こうしたとき、我々は自分自身の生き方を見つめるような機会を得ることがあります。

この女性が一体この先何を望んで進まれて行かれるかわかりませんが、それは世間の言うことに当てはめた方向ではなく、自分自身で望む方向ならば、少なくとも本人自身の納得感をもって、この先の道を進めるのではないでしょうか。

それは必ずしも仕事で結果を出すという物語ばかりではなく、冴えないけれど実家で両親と暮らす生活がなんだか良いという物語もあると思います。スーパーウーマン的に全部という人もあるでしょう。

この辺りがその人その人にとっての違いが生まれるところなのではないでしょうか。そこには、どの物語が優れているとかいう優劣は存在しないのではないでしょうか。

人生の中の30代

 

30代女性の生き方最後に、人生の中に置いて30代という年代がいったいどのような時期であるかに触れたいと思います。

もちろん、上述したように、人の物語はそれぞれで画一的に30代とはこういう時期であると断言できるはずがありません。いくつかの視点からこのことに触れてみたいと思います。

健康面

まず健康面はどうでしょうか。20歳くらいまでにはおおよそ人間の体の発育は完了するとして、30代で背が伸びる話はあまり聞きません。どちらかと言えば、最近太ってきたとか、お腹が出てきたという話を聞くようになります。30代前半と後半とでは異なると思いますが、20代とは別な変化を経験する時期でもあると思います。

また、20代までは体力に自信があっても、30代からマラソンなどが苦手になっていく人もいるのではないでしょうか。大学時代まで運動していた人も20代は貯金でなんとか、しかし30代は貯金切れのようなことが起きてくるのかもしれません。

また、健康後面への不安は20代の頃よりも現実味を帯びてくる時期とも言えると思います。疲れや気のせいにしていた体の不調も何かの病気ではないかと感じる機会も以前よりは増えるのではないでしょうか。

心理面

さて、身体的な成長は終わりを迎えていても、心理的な成長は続くと考える人は多いと思います。計算や処理速度の面から言えば、加齢とともに衰退していくものですが、人間は多くの出来事に遭遇する中で、自分自身の考えを深めたり、かつての迷いから抜けたりと、いろいろな変化が起き続けるのではないでしょうか。

社会的な面

社会では30代をどのように見ているでしょう。仕事では中堅に入りかけ、家庭を持っていて子供もいるはず、収入もそれなりに安定している、などこうしたイメージを持たれがちです。ですが、なかなか安定した仕事や収入を得ることも難しい時代になっています。3

0代に入っても仕事選びに迷っている人も多い時代なのではないでしょうか。一方で、20代前半からずっと働いている人は、10数年以上の経験を積んでいます。このことを比較されると、非常に強いプレッシャーを受ける人も多いと思います。ここには30代特有の葛藤が少し垣間見えてくるように感じます。学校ではあだ名で呼びあっていた友達も、会社では役職がつき、家庭ではお母さんとはお父さんと呼ばれるようになっているのです。

このように概観してみると、人間の発達には終わりがないのだろうと思えて来ます。子供のころ、大人がまるで悩んでいないように見えた人もいることでしょう。また、おじさんやおばさんになりたくないと思っていたこともあると思います。

しかし、おじさんになっても探求は続いており、それが困難でもあり、面白さでもあるのではないでしょうか。

→ある30代女性、Bさんの場合を物語にしました。【フィクション】Bさんの迷い~後輩からの招待状~をご参照下さい。

コラム一覧へ