物語風に、30代女性の生き方を物語にしました。この物語風記事は、数話に分けて書かれています。このページが先頭になります。他のページへはページ下部またはサイドメニューから移動できます。
☆Bさんのプロフィール
- 34才
- 女性
- 地方出身
- 独身
- 会社勤め、12年
Bさんは、大学をストレートで卒業後、そのまま就職し、12年間働いてきた女性です。経済的にはだいぶ安定しており、仕事にも慣れています。
そんなBさんには、最近ある迷いがありました。
それは両親のことで、現在60代に入ったところです。幸い元気に暮らしていますが、いつまで二人暮らしで良いものか、迷うところもあります。
実家まではそれほど遠い距離ではありませんが、なんだかんだで仕事の関係上、実家へ帰ることができるのは数か月に1回程度なのです。もしかしたら、あと数えるくらいしか実家へ戻れないのではないか・・・。
そして追い打ちをかけるようにさらにもう一つ迷いが増えてしまったのです・・・
Bさんの迷い
先日、知人から結婚式への招待状が届いたのですが、どうも気乗りがせず、出席を迷っているというのです。もともと、Bさんは賑やかで人が集まるような場所が嫌いと言うわけでもなく、どちらかと言えば好きな方だったはずなのですが、何か躊躇いを感じているようです。
Bさん自身薄々、その迷いの意味が分かっていたのですが、何か触れたくないような気持だったのでしょう。結婚する知人は年下の後輩なのですが、うらやましいような気持ちもあり、今回は出席が辛いと感じていたのです。Bさんの同期はほぼ結婚しており、Bさんはいつ結婚するのかと、何度も聞かれた記憶もあります。
結婚式に出れば、必ずその話題になると思い、気分が重たかったのです。しかし、後輩の結婚式ですし、なんとか参加してあげたい気持ちもあるようです。
自分自身の心境の変化に、素直に後輩のことを祝福できないなんてと、どこか自分を責めるかのような思いになっていくBさんだったのでした。この気持ちをどのように考え、どのような行動を取るのでしょう。
何か先を越されたようでもありますし、自分だけ惨めだと感じている人もいることでしょう。それでも、おめでたい席なので・・・と自分の気持ちを押し殺して過ごされているかもしれません。
その他、余興を頼まれて、食事どころではなく、汗をかいている人もいることでしょう。結婚式そっちのけで、お酒に酔ってしまう人もあるでしょうか。当人にしてみれば、多くの場合一生に一度の晴れ舞台ですから、やはり失礼があってはいけないのだと思いますが・・・。
◇ある30代女性Bさんの生き方
この物語風記事は数話に分けて書かれています。
第2話へ進む→結婚式に出席したBさん
- 第1話:Bさんの迷い~後輩から届いた招待状~
- 第2話:結婚式に出席したBさん
- 第3話:一つの人生の形
- 第4話:新企画のプレゼンに挑戦するBさん
- 第5話:シルクロードの惨敗
- 番外編:理想の人は、どんな人?イメージの中にだけ存在するのかも・・・
- 悩みは尽きない・・・30代女性が生き方を考える時