セルフケア勉強会

セルフケア

当オフィスは、普段心理カウンセリングを専門に活動しております。その活動の蓄積から、地域援助の一環で勉強会も企画しております。

企画の背景

慢性的な緊張
私達は日々の生活の中で、緊張を覚えることがあります。例えば「人前でのスピーチ」・「面接試験」・「スケジュールに追われ忙しい時」・「渋滞」・「大雨」・「家族関係」・・・    などなど

このようなとき、胸がドキドキしたり、体のあちこちに力が入ったりします。または、気持ちがイライラすることもあるでしょう。これらは大抵しばらくすれば元に戻ります。

しかし、日常的に長い間緊張が続くと・・・

いかがでしょう。こうして肩もこっていくのかもしれません。

 

特に、新型コロナウイルスの登場以降、我々の生活は大きな変化を強いられています。

仕事の関係では、在宅のテレワークが推進されています。長時間のパソコン操作は元々肩こりなどにつながる要素を含んでいましたが、コロナ禍においては益々拍車をかけているかのようであります。

また、仕事ではなくとも、スマートフォンなどの機器を操作する時間が増えた人も多いのではないでしょうか。

こうした中で、臨床心理学的観点からリラクセーション法を用いることで、セルフケアにお役立ていただけるのではないかと考え企画いたしました。

内容

  • リラクセーション技法を編成し、通しで20~30分程度で実施できる内容としました。
  • 今回は主に、肩まわり~指辺りを弛める方法としました。
  • 椅子に腰かけた姿勢、又は立った姿勢で行います。
  • 簡単な説明など含め、60分の予約枠で実施します。(自然な流れで進行するため、60分間では、全てを紹介できない場合があります)
進め方:写真もなくイメージをしにくいかと思いますが、リラックスするには、まずご自身で肩を上げるなどして緊張を作ります。そして、それを弛めて行くことで、リラックス感を得てゆく方法です。当日解説します。健康法のようなものとお考えください。

実施期間

  • 2023年9月~随時開催中(予約時に日程を調整します)

対象

一般の方で次のようなことを感じている方・・・

「パソコンやスマートフォンで肩がこる」・「自分で弛めたい」・「自宅で気分転換をはかりたい」・「緊張した感じがある」・「ホッと一息つける時間が欲しい」            など

※ごく小さな動きで実施できる方法ですが、医師から特別制限されるようなご事情がある方は、まず医師にご相談ください。

※お一人ずつお会いします。

※看護師・保育士・臨床心理士他等の対人援助職の方もご自身のケアにどうぞご活用ください。(参考:対人援助職のセルフケア

料金

  • 2000円【税込み表示】

お申し込み方法

電話でご予約下さい。予約の空いている時間に予定を組みます。

  • 月・火・木・土曜日の10:00~20:00(土曜は18:00)の間で調整しております。

感染対策にご協力ください

  • 当オフィスが実施する感染対策に準じた枠組みで開催します。
  • その他、当日は連絡先のご記入をお願い致します。体調不良がある場合は、ご延期下さい。

勉強会の案内は以上です。下記は、当日のポイントです。

本勉強会におけるセルフケアのポイント

セルフケア勉強会で用いるリラクセーションにおいて、そのポイントは幾つかあります。

体に意識を向ける

体の感じとは

臨床心理学的方法であるのに、「体」の方に注目するのは不思議に感じられるかも知れません。

ストレスは、体の方に様々な変化をもたらします。

先の方にも書いてある通り、胸がドキドキするのは体の事です。

他にも、重い、つっぱり感、冷たさ、熱のこもった感じ・・・など、様々な体験をしている可能性があります。

疲れてくるとどうなる?

人は疲れをどのように自覚するでしょう。

体で感じ取ることもあるのではないでしょうか。疲れてくるとだるくなる、とか肩が凝りはじめるなどと自覚している方もあるかもしれません。

疲れを感じ取ることは非常に重要な事ではないかと考えています。疲れを感じるから、セルフケアを行おうとする発想が生れるのではないでしょうか。

さいごに

最後に、私の臨床経験に添って、当勉強会の事に触れておきます。

プロフィールにもあるように、総合病院で活動をしていた時期があります。そこでは、一般の身体科の医師からの依頼を受けて、心理的援助を行っていました。身体科とはつまり内科医などの医師です。

うつ病、パニック障害、適応障害などを治療中で医師の外来に通院中の方々でした。

その依頼を受けて、臨床心理士として言葉による援助の他、体に直接アプローチする方法も行っていました。

当時は、病院に通院中の方への援助手段としての運用が主でしたが、その他にも応用的に職員研修の場などにも活用の機会がありました。そして、職員のメンタルヘルスの一助になるのではないかという可能性を感じていたのです。

こうした背景の中、技法の選択によっては、より多くの方のセルフケアの手段として活用できるのではないかと考え、本企画に至りました。