助言を生かして逆に混乱を極めた副キャプテンのプレー

例えば何かのある組織で、大きな失敗をしたら、その組織の中で一所懸命にやってきた人達は、自信を失うでしょう。

今まで自分たちが良しと思って力を注いできたことが、全くの間違いだったと証明されたかのような体験になるかもしれません。

このような時、外からああだこうだ好きかって言う人も出てきます。その意見がしっかりしたものなら良いのかもしれませんが、中には取るにも足らない意見も交じっていたりするものです。

しかし、すっかり自信喪失して反省モードになっている際には、全てを受け取らなければ、という意識になっている可能性があるのではないかと思うのです。

失敗後は特に注意

例えば、何かのスポーツで、いつも得点を取っている副キャプテンが、その日の練習試合では芳しくなかったとします。

すると監督は、副キャプテンにあれこれ言い出し、副キャプテンは、反省モードに入っていきます。普段の練習自体がそもそも的を得ていないやり方だったのか・・・などと考え始めています。

日頃の副キャプテンとは全く違う印象で、何やらおどおどしています。

すると普段は、意見などしないキャプテンが、副キャプテンに提案のような意見を言い出し、副キャプテンのプレーを改めるよう示唆するのです。

自信を失っていた副キャプテンは、キャプテンの意見も取り入れなければ・・・と真剣に聞いて、実際プレーに反映させようとするのです。

しかしながら、だからといって決して状況が好転するわけではありませんでした。

副キャプテンは自分のスタイルを見失った

周囲の意見を聞き入れてプレーに戻った副キャプテンは、まとまりがなく、ミスを連発しています。

相手チームも、察知して副キャプテンが穴だと、攻め込んできます。

その日の副キャプテンは終始振るわなかったのです。

練習試合の翌月になって副キャプテンの自信は戻りませんでした。それ以上に、ずいぶんフォームが変わってしまったように見えます。

かと思えば、また次の日には、違うフォームになっていたのです。

監督は、次の試合に副キャプテンを出さない事に決めたのでした。

混乱の長期化は何が引き起こした

一日くらい、不調があってもスポーツの世界では珍しい事なのでしょうか。

「今日は副キャプテン調子悪いな」くらいに、監督やキャプテンが捉えていれば、こんなにも長い混乱を招かなかったのではないでしょうか。

周囲は、副キャプテンが良いプレーをできるように、助言をしたのでしょうが、それが逆に混乱を招いてしまったようです。

幾つも同時に意見を言われても、すぐにそれを実行できるものでしょうか。無理に実行してもムカデの足状態で、足を何本も規則正しく滑らかに動かすには相当な訓練が必要だと思います。

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