臨床心理学

特に総合病院内にはたくさんの医療スタッフが従事しています。もちろん病院の規模によりますが、夜勤などもあるわけですから、数百名の職員が交代で勤務している総合病院も珍しくありません。

臨床心理学・心理臨床学を背景に持つ専門職である

食事の準備にしても、同じメンバーで毎日三食を作ることは不可能でしょう。

多くの場合、総合病院では看護系スタッフ、栄養科系スタッフ、リハビリ関係スタッフが多いのです。 スタッフには医師をはじめ、看護師、栄養士、作業療法士、薬剤師、臨床工学士など特に総合病院であれば多くのスタッフが協同しているわけです。

例えば、病院に行くと診察室では医師の横に看護師さんがいるという光景を見たことがあると思います。また、薬の説明を薬剤師さんにしてもらったこともご経験があるでしょうか。病院によっては、ボランティアの方がお手伝いに入っていることもあるでしょう。

その病院がどのような病院であるかによっても、必要とする人員は変わってきます。リハビリに力を入れている病院であれば、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が多くなるでしょう。逆に、小規模なメンタルクリニックに理学療法士が在籍していることは稀でしょう。

この中の一つの職種に、臨床心理士も含まれるという考えが現在の主流ではないかと思います。 それぞれが独自の専門性を持って臨んでいるわけです。当然臨床心理士もその専門性を発揮することが求められてきます。

ここで触れておきたいことに、臨床心理士の学問的背景のことがあります。

臨床心理士の学術的背景は心理臨床学ないしは臨床心理学

医師を例にとると、医師は医学部で医学を学び、それを背景に診察や検査を行っているわけですが、臨床心理士の場合はどうなのでしょうか。

中学生水準の分類で恐縮ですが、臨床心理士は現在のところ、理系・文系の区分けで考えれば、その養成課程と関係が深いのは、文系の方です。学部で何を学んでいたかは問われないのですが、大学院2年の養成課程では、教育関係や文学関係系の研究科に所属しています。

もっと医学をカリキュラムに含める必要があるとの声もありますが、基本的には、医学とは別の視点や発想を起点にしています。(身体科での活動が展開されていますので、このことは今後、益々の検討が必要となってくる議論となるでしょう。)

ここに、臨床心理士と精神科医が行っていることの相違を説明していくことのできる可能性があるのですが、今回は詳しくは触れません。一体、カウンセラーや臨床心理士の専門性とはどのようなことであるのかを少しずつ記述していきたいと考えています。