臨床心理士を養成する通信制の大学院一覧

通信制大学院

臨床心理士の資格を取得するには概ね、指定大学院を修了する必要があります。

学部で何を学んでいたかには寄りません。(大学院入学の際にはそれなりの志望理由などが必要になります。)

通信制の臨床心理士養成大学院

社会には多様な学び方があります。臨床心理士の養成を通信制で行っている大学院も存在しています。

この三校が検索でみつかりました。

通常大学院修士課程は2年ですが、2校では3年の履修期間を想定してプログラムが組まれていました。放送大学は最長5年在籍できると書かれていました。

沸教大学のサイトでは、現場経験者や社会人を想定しているような記述がありました。イメージとありましたので、実際のところはわかりません。確かに、既に現場に従事している方にとって通信制は選択肢にあったら良いと考える方も多いでしょう。

各大学院の出願状況

2000年頃は大学院の数も少なく、大学院の入試倍率は高騰していました。大学院の数が増えてかなり倍率は安定してきたようにも見えますが、志願者もその分多いようです。

沸教大学大学院の場合

沸教大学が公開している資料です。この3年間ですと、毎年5~6名の合格者が出ています。倍率は9月入試で2~4倍、2月入試では4~7倍でした。他の専攻科と比較してみると狭き門であることに気づかされます。

放送大学大学院の場合

放送大学の場合はさらに熾烈です。

まずこのデータをご参照下さい。このスライドの最後にここ数年の入試状況がまとめられています。

参考資料:放送大学大学院文化科学研究科修士課程 臨床心理学プログラム (リンクは貼れませんのでお探しください。)該当アドレス:https://www.ouj.ac.jp/doc/nyugakukibou/guidance_2022_rinsyo.pdf

 

2014年度では、出願者が479名に対して合格者は31名でした。これは倍率15.5倍です。

これは大学院としては異例の状況です。現在では、国家資格の創設など諸々の経緯があってのことと察しますが、7.8倍まで落ち着いています。それでも大変な事です。

東京福祉大学大学院の場合

通信教育課程の定員は30名とされています。

臨床心理士受験資格の履修定員が設けられている模様です。HPをよく確認する必要があります。

通信制で養成トレーニング

カウンセリング実習風景東京福祉大学のサイトを参照すると、スクーリングをふんだんに取り入れていました。

全てが、通信教材で完結するような内容ではありません。顔を合わせてロールプレイやディスカッション、演習がどうしても必要です。

また、演習を行ったからといって、準備万端かというとそうではありません。やらないよりはましというぐらいなものです。

片手間で学べるものではない

臨床心理士として世に出て活動するには片手間で学ぶレベルでは事足りません。これは大学院で存分に学んだつもりになったとしてもまだまだ不足します。

実際的には、現場に出ながら研修を続けます。どこまでやってもこれで良いという感覚を得ることはできないと思います。数年経って、前よりはましになったかもしれない・・・くらいの感覚になります。生涯の研修が求められる職種です。

自主研修を組む

大学院でのプログラムが不足している場合、大学院生でも参加できる各種研修会を活用します。探せば、多くの研修が全国各地で行われています。

資金と時間があればということになるでしょう。

また比較的お金のかからない研修もありますし、自前の研究会を作るという方法もあります。

このように、足らない分を補っていくことでそこまで通信制と一般の大学院の差はなくなっていくのではないでしょうか。一般の院生であってもほとんど大学におらず実習や研究に出掛けている人も多いものです。それは大学院の設備がなければできないことではありません。