転職、アルバイトなどの面接で後日不採用通知をもらった際には、大きなショックを伴います。
まるで存在を否定されたかのような思いになる方もあるでしょう。
久々の社会復帰のタイミングでこれを経験したという方もあるでしょう。
不採用通知は辛い
どんな形であれ、不採用通知を受け取るのは辛いものです。
例え、気まぐれや、勤めるつもりがなかった場合でさえもショックはあると思います。
不採用通知のショック
なぜこれほどまでにショックを受けるのか、それはそれぞれです。
幾つかの背景に触れました。
自尊心を傷つけられる
「評価」というのは傷を生みやすいものです。
他の人は採用されているのに、自分は採用されなかったという事実を深く考えだしたら非常に心が傷つきます。
それは今までの人生が否定されたかのような心地にまで至ることがあります。
あの部活に勤しんだことや、自分の性格、頑張り方、学んできた事、これらを否定されたように感じてしまうわけです。これは大きなショックに違いありません。
生活がかかっている
そんなことよりも、明日の生活が脅かされるというショックの方が大きい方もいることでしょう。
早く決めなければならない事情の人もあるものです。
この場合、焦燥感をかきたてられ居ても立ってもいられない心地になることもあるかと思います。
散々待たされた挙句に紙切れ一枚が届くのですから。
ですが、それを抜きにしても不採用とはショックの大きいものだと思います。
立て続けに幾つも不採用である
ましてや、それらが連続すれば到底生身の体では耐えられないショックと化してしまうのではないでしょうか。
昨今何十社もとか100社以上などと聞くこともあります。
一つのアルバイト面接でさえそのショックは大きいのに、100社となればそれは天文学的数字です。
不採用結果に因縁をつける人もいるのだそうがよくわかる
中には、不採用結果にどうしても納得いかず、電話で意見申し上げる人もいるのだそうです。
確かに、どのような基準で合否を出しているのか不透明な事があります。
こんな決め方はいけませんが、医学部入試などは裏で操作されていた事実が明るみに出ました。
いわば、志願者側の要因ではなく、採用する側の考えによって合否が決められてしまっていたわけです。それなら採用されるはずがありません。ならば、いたらなかったと自分を責めてショックを受ける必要もないのです。
そうではないにしても、時に不採用通知は怒りを生むものです。
通知する際には、それなりの配慮が必要であると思いますが、定型文が普通となりました。
居留守を使う担当者まであらわれた
中には、「不採用の場合は連絡しない」などとしている組織も多数あります。数が多すぎるという理由のようですが、それほどいないだろうとお見受けする場所もあります。多いからと言ってそれでよいのかも疑問極まりありません。
人として大事なところを省略してしまって良いのでしょうか。
- その1週間後、再び同様の問い合わせをしても、やはり担当者は不在
散々待たせた挙句の果てがこれか・・・
器用な人は同時に幾つもの応募をするのでしょうか。
確かに、そうしなければ渡り合えないような状況下の場合もあります。
しかし、一件一件丁寧に進めたいという気持ちもよくわかります。
ですが、書類選考も、その後の結果もすぐに返事が来るとは限らず、一月も待たされてしまう事があります。
それは他の人の選考も行っているのですから仕方ないと言えばそうなのですが、人によっては一月身動きが取れない方もあるでしょう。
待つだけ甲斐があるならば良いのですが、一月後に帰宅したら薄い封筒に不採用通知一枚が郵送されていることに気づいた時には激怒する方もあるでしょう。
やはり、同時進行が良いのかもしれません。
まとめ
昔から、そこに所属できるかどうかは試験にかかっていました。学校にしても、職場にしてもです。一度試験に合格すると扱いがあるで違うのですから不思議なものです。資格の有無ということにも同じことが言えます。
それが全てなどとは決して思いたくない所であります。
カウンセリングにおいても就労がテーマになることがあります。
就職活動というものは、ショックを伴う事柄も多いように思います。
社会の理不尽なところが出ることもあれば、上述のように居留守など使われ侮辱的な扱いと感じる事もあります。
多くの人が通る道ではあるのですが、それにしてもあちこちにトラップのようなものが多すぎるようにも思うところです。


