決して同窓会には参加しない

ブログ著者:臨床心理士 松田卓也

欠席 気持ち・性格・自分自身

タイミングが合わず、いつも会うことのできない友人がいるという人も多いのではないでしょうか。
いつ誘ってみても、仕事が忙しいのでという理由で出てこない、ということもあるでしょう。例えば、同窓会の案内を出しても反応がない場合もあると思います。また、結婚式に来てくれなかった友人もいるかもしれません。

このようなことがあると、何か悲しく、寂しい気持ちになります。まるで、さよならだけが人生なのかと言いたくなるようでもあります。

同窓会に行かない理由

しかし、それぞれのタイミング、生き方というものがあるように思います。離れて暮らしていると、今その人が置かれている環境はよくわからないものです。近くにいる場合ですら、そのようなことがあります。もしかしたら、何か袋小路にはまり込むようなことになっているのかもしれないわけです。

そして、数年後に電話でも入れてみると、案外また昔のように打ち解けられるという不思議なこともあるようです。非常に不思議なものです。

人には長い人生の中で、放っておいてほしい時があるのかもしれません。無理やり会うこともできるのかもしれませんが、時間を置いて再開が叶うこともあると考え、しばらく待ってみるのもいいかと思うのです。本当にいろいろな生き方があるのだと思います。

縁が切れそうで怖い・・・

しかしながら、気長に待つことには、どこか縁が切れてしまうそうであるという怖さもつきまといます。(どんどん切っていくという人もありますが・・・) それならば、多少お節介になっても、メッセージを送り続けたり、繋がるまで何度も電話しよう、と考える人も多いと思います。

ですが、これは難しいところだと思います。 よく言う言葉に、返事がないのが返事という言い方があります。 今は会えないということなのかもしれません。或いは、返事をする余裕さえないということかもしれないわけです。 よっぽどのことがあったのかもしれません。

同窓会の2次会だけ

もし、多くの人が集まる場所を気にしているなら、同窓会の2次会だけ、或いは3次会だけのお誘いの連絡をすることがあってもいいのではないかと思っています。

色々な人がいるわけですから、複雑なこともきっとあるのではないでしょうか。

同窓会の日が叶わなければ、全くの別の機会に、クローズド同窓会(小規模で、気心知れた人達だけなど)なるものでも良いのではないでしょうか。

同窓会は、特に様々な思いを持つ人がいるイベントだと思います。口にはせずとも、二度と会いたくない人がいるのかもしれませんし、失恋の思い出などが関係することもあるでしょう。

また自分自身に自信を失っている時は参加しづらいように思います。身内のどなたかが、ご病気で、そんな気分でない時もあります。

天岩戸式は避けたいが・・・

なんらかの事情で、接触を避けている場合、なんとか引きずり出したいという気持ちになる人も当然いると思います。 ですが、ご本人の気持ちを尊重すると、どうしても無理強いは避けたいものです。

時が来たら自分から現れるのではないでしょうか。

しかし、お節介な人も、数名はいてくれないと困るものがあると思います。そのお節介さが、充分にいかされるタイミングがあるのではないでしょうか。

断る決意は当然もって良い

もちろん、断る側は当然ながら堂々と断って良いわけです。

口車に載せられてうっかり出てしまうことがないように用心したいものです。

だいたいそこまでして同窓会に引きずり出そうとする背景には何か個人的な意図があるようでなりません。

誰々に頼まれたからとかなんだとか、裏でやり取りがなされている可能性もあります。

又、これはそもそも正式な同窓会と呼べるものなのか?という疑問を持つのも良いです。その会に担任の先生は招待されているのでしょうか。正式な形で満遍なく招待状は発送されているのでしょうか。

こういうことが見え隠れする時には尚更出ない方が安全だと思います。

断るのに角が立つとそれもまた面倒なことになりがちです。

最低限の礼節を持って欠席の応答すれば誰もそれ以上のことは言えないはずなのです。

ボロが出ない内に逃げ出せたら、伝説の人のままになれる

伝説の人

逃げるのも一手というようなことを以前どこかで書きましたが、「伝説の中に逃げ込む」という一手があります。

同窓会も含め、色々な事に応用が効くようにも思います。

ある人はこれを卑怯と呼ぶでしょう。

しかしながらこれも大事な一手だと見ています。それは本人に限らず、周囲にとっても良い影響を持つからです。

恋は美しいままに、永遠に褪せない思い出にしておく

例えば、泥沼の恋愛も決して悪いものとは思いませんが、最終的にお互いを全否定するしかない結末もあります。

これは、とことん付き合った結果と肯定的に捉えることもできます。

一方、もしどこか早い段階で別れを告げていたら、そこまでお互いを傷つけ合わないままに、美しい思い出として心に残せたかもしれません。

この場合、後悔も含めて美しい思い出はお互いに一生の財産となるでしょう。

携帯電話やソーシャルネットワークの登場がこの感触を忘れさせた一因かもしれません。再会などしない方が、思い出は美しいままだったかもしれません。

2人の時間が再開した途端、美しかったはずのそれは色あせはじめ、もうかつてのような愛おしささえ失ってしまうかもしれません。

これは人為的に生じる事なのです。

因みに、同窓会に参加すると言う事は、この類のことが起きる可能性を高める可能性があります。

あの人、いつもニコニコしてていい人だったなぁ

例えば、何かのサークルで長年運営役にまわっていた人が引退すると惜しまれたりするものです。

何らかの形で関わり続けようとする人もあるでしょう。

しかし、長くいればいるほどボロが出やすくなるなんてこともあるものです。

  • 「〇〇さんって、代表の頃はいい意見を言ってくれてたのに、最近はまるでとんちんかんだわ」
  • 「あの人何を目当てにたまにくるのかしら?会費はちゃんと払ってるの?」

もし、きっぱりと辞めていれば、いい人だったなぁ・・・というイメージだけがずっと残るはずっだったのにです。

同窓会に参加した場合には、昔はかっこよくて憧れの先輩だったのに・・・残念だわ、などと思われてしまうかもしれません。

週刊漫画の続編

昨今の週刊漫画雑誌では、しっかりした完結を見る機会が増えました。かつては、完結したように見えても続編、続編・・・だったものです。そして逆に急に打ち切りみたいな作品も多数ありました。

この続編については賛否あります。

確かに、終わってほしくない漫画の続編があったら嬉しいものです。

しかしながら、とってつけたような続編はストーリーが浅かったりキャラが魅力的にならなかったり、過去のエピソードを捻じ曲げたりするものも散見します。

読者の中には、「あそこで終わってた方が良かった・・・」などと言いだす人もいるものです。

伝説の作品が伝説でなくなってしまったわけです。

漫画家の苦労を知る作品:そしてボクは外道マンになる

出て来るよう頼まれた場合は尚更要注意

最後に、より警戒心を持つならば、誰かに頼まれて人前に出なければならないことがあります。

それが同窓会だったりします。

その場合、もしどうしても出席するなら短時間で切り上げるなど、やはりボロが出ない内に戻ることが肝心ではないでしょうか。ここぞとばかりにボロを狙っている人さえいるかもしれないのです。

30分だけならもつかもしれません。ウルトラマンの10倍です。

同窓会は十分に楽しめないかもしれません。しかし腹八分目という例えもある訳で、台無しになるよりはずっと良いようにも思えます。

自信がなくて出られない

これはカウンセリングのテーマにもなるほどの事情だと思います。

出たくともでられないような状況です。

しかし、この場合にも無理はお勧めしませんし、出たくないという気持ちも大事な事ではないかと思います。

色々な展開が考えられます。

関連ページ:自分に自信がない

まとめ

同窓会の季節には毎年気が重くなるという方もあるかもしれません。

大事な結婚式でも欠席せざるを得ない事はあるものです。

ならば同窓会は毎年一回程度なのですから、欠席は尚更やむを得ないと、シンプルに考えている人もいると思います。