子育ての悩み

子育てのカウンセリング

最終更新日 2025年3月27日

子育てに対しての支援は、心理支援に限らず、多くのプログラムが開かれています。

柏市でも、子育て情報を発信するサイト「はぐはぐ柏」が作成され、各種制度の案内や、遊び場、相談、サークルなどに関する情報が掲載されています。

このサイトを見ても、子育て支援は非常に様々な角度から行われていることがわかります。

それでは、心理カウンセリングでは、いったい子育てに関してどのような支援が可能なのでしょう。

子育てに関する悩み

もちろん、心理カウンセリングにおいても、子育てがテーマになることがあります。

この場合、心理カウンセラーは、子育ての専門家ではありませんので、あくまで、心理カウンセリングの専門家としての視点から相談を行うことになります。(カウンセラーによっては、子育てに詳しい人もいます。)

つまり、子育て上必要な何かを、教えるような存在とは異なり、ご相談にお見えになった方の心情に添いながら、状況が良い方向へ向かうことを目指していくものになります。

子育て自体の何かをカウンセラーが備えているということではありませんが、子育てにおける迷いなどを話題にしていただくことは時に意味をもつ場合があると考えております。

これまでカウンセリングで、お母様などに何らかの心理的な余裕が生じるだけでも、状況が好転するきっかけになるという経験は何度かしてまいりました。

子育ては長い年月を要することであると思います。場合によっては、子供が生まれる前からどのような子育てをしようか、経済的な不安はないだろうかと、多くの心配を抱くこともあると思います。

子育てに臨む方には、悩みが尽きないことと思います。子育てを進めるに当たっては、家族の協力や学校、地域などとの関係も生じてきます。心理的にも物理的にも家族からのサポートが支えになったり、地域や行政からの支援も有効な手立ての一つになるものなのでしょう。

情報を得やすいという意味では、現代社会は非常に大きな進展を迎えています。わからないこともインターネットを活用することで、どこで子供服が手に入るのか、何が売られているのか、など大よその情報を手に入れることもでき、また、求めている資源の情報を探す事もできます。

子育てサークルの情報や、何かの会合、病院、など、子育てに必要な情報は探せば取り留めなく入手できるのではないでしょうか。

逆にどれが、自分にとって有益な情報であるかという点は難しいところだと思います。社会の変化に伴って、子育てへの考え方や臨み方もさらに、様々になってきたように見えます。

子供の年齢とともに悩みも変化していく

子育ての悩みと一言で表しても、実際には、3才の子供の子育てと、中学生の子供のこととでは、その悩みの内容は異なります。年代別に概観してみると、テーマは段々と変化することに気づかされます。

子供が特に小さい頃には、発育のことや、食べ物の好き嫌い、夜泣きで親が眠れないとか、このようなテーマが多くなるのではないでしょうか。

そして、学校に入ると、今度は、他の子どもとの関係や、学習面のテーマも現れて来そうです。

  • 子供の交友関係
  • 学校に馴染めるかなぁ
  • 他の子に比べて控えめな気が・・・
  • 学校に行きたがらない・・
  • 受験は大丈夫なの?
  • 大学を卒業して就職したけど、すぐに辞めてしまわないかしら
  • 近所の〇〇君はもう結婚するって話だし・・・

など 悩みは尽きそうにありません

例えばお小遣いの金額も悩みの種

また、家庭によって考え方は異なるものです。あそこのお宅では月々5000円のお小遣いだけど、我が家ではお小遣いではなく必要な時にその都度にしているなどの違いはあると思います。

これらはどちらが正しいとは言えないものだと思いますが、他のお宅と違うことは迷いの種にならないでしょうか。

受験や進路選択

高学年になるにつれて、今度は、受験や、進路選択、思春期などもテーマになり得るでしょう。

大きくなった子供たちはこの時期辺りには、恒例の家族旅行に出かけるのが嫌だと感じているかもしれません。

その他、学校にまつわることであれば、不登校などの悩みも、学校へ通う時期特有の悩みと言えると思います。

この辺りが子育ての山場と言えるでしょうか。

さらに続く

高校も卒業して、大学に通いはじめたらもう一段落ついたような感じもするでしょうか。

成人年齢も18歳になったことですし。

しかしながら、まだまだ子育ては続きそうです。

就職や結婚、そして子供の子育て・・・まだまだ出番はありそうです。

車のトラブル、これはレアな出来事ですが、滅多にないからこそ年齢を重ねてからこそ親を頼ってくるかもしれません。

子育て後の自分自身の人生も大事

それでも、どこかの時点で概ね一応の子育ての終わりを迎えるわけですが、この点も難しさを伴うことがあるのではないでしょうか。終わったと思っても終わらなかったり、逆に終わってしまうという寂しさなども混在しそうです。

また、子育てが一段落ついた後には、自分自身の人生や夫婦という2者関係に再び意識が向き始めるという時期でもあると思います。

子育てに関するカウンセリングとは

カウンセリングでは、特別このようなときでないと使ってはいけないということはありません。

参考までに、このような時という風に列挙しておきます。

  • 子供中心の生活を送る中で、自分自身の思いがわからなくなったとき・確認したい時
  • 子育て後の自分の人生にスポットをあてたい
  • 共働きにまつわること
  • 子供の教育に関する事
  • 子育てが辛くなっている
  • 大人になった子供とのこと  など テーマは様々です

どんな子に育って欲しいのか、大事にしている事などを伺っています

子育てには、唯一の正解という概念は馴染みにくいものだと感じています。その人らしい子育てを見つけていただけるような面接ができれば、と考えております。

親自身の生き方に触れることもある

関係ない、失礼だとさえ感じる方もあるかもしれませんが、カウンセリングを継続していく中では、子育てに臨んでいる親自身のことに焦点があたることがあります。

これは、何かを改めるという後ろ向きなニュアンスではなく、もっと親自身の人生が豊かになっていけるような方向性の話の事を指しています。

不思議とこの時間を持つことが子育てや、家族関係に良い恵みをもたらすことも稀ではありません。

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