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不登校のカウンセリングについて

学校の図書室 テーマガイド

最終更新日 2024年4月20日

カウンセリングは、基本的に1対1で行われます。しかし、ご夫婦でお見えになる場合もあれば、親子でお見えになるカウンセリングもあります。

不登校のことでカウンセリングを希望される場合、概ね以下のようなことを考えています。

まず基本的にカウンセリングを希望した人がその対象ということになりますので、カウンセリングを受けさせたいというご相談はほぼ成立しないとお考えいただいた方が良いと考えております。

そのため、お子さんや、他のご家族のことで悩んでいるという場合、本人にカウンセリングへ行ってみようという意思がある場合には、ご本人に来ていただくことは自然であります。

また、ご本人が希望されないという場合には、ご家族の方が代わりに来ていただくことをご提案することもあります。

ご本人以外の方がカウンセリングにお越しいただくことで、状況が良い方向へ動き出すという経験もしてきました。

不登校の事でお子さんと、お母さんでカウンセリングにお越しの場合

不登校のカウンセリング

例えば、学校に行けない日が続いているなどのご相談に(不登校)、お子さんとお母さんがカウンセリングにお越しになった場合には、以下のような進め方が考えられます。

初めてのカウンセリングとほぼ同じになりますが、60分の使い方をどのようにするかをはじめにお伺いすることにしています。

つまり、お子さんと、お母さんが60分間同席のままカウンセリングを進める場合と、一時的にお母様には席を外していただいて、45分後に集合するなどの方法が考えられます。

お子さんと1対1

年齢的にも、なかなかお母さんの前でお話になることが躊躇われるということや、お子さん自身の語りに集中してもらおうとする意味で1対1の時間を設けることがあります。お母さんがいた方が話しやすいという場合には、同席のままでも結構です。

1対1を希望するお子さんの場合、プライバシーを尊重することが必要と考えております。

最後の15分は、3人で、今後のことについて話し合い、どのような支援がご提案できそうであるかなどについて共有しています。(初回のみ)

2回目以降の場合

また、継続でご希望の場合は、2回目からは概ねお子さんだけがいらっしゃるということになります。(その他、時々で、お母さんに同席していただくということもあり得ます。これは2回目以降の様子によります。)

時々、お母さんにお会いするにしても、その場合、本人に会うことを知らせてからを基本にしたいと考えています。ご心配ではあると思いますが、開始してからは、極力接触しない方が望ましいと考えます。

特に、本人の全く知らないところで話を進めることは避けたいことでありますし、本人の意向を無視した話では、実りもないと感じています。

非常にご心配をおかけすることと存じますが、何卒これらの点をご理解いただけるよう、ご説明したいと思っています。

何をするのか?

カウンセリングはトレーニングの場ではありませんし、学校のように授業をする場でもありません。

特にプログラムはありません。興味関心のある分野の話で時間を使うことが多いです。

これは無駄話とか、遊んでいるだけなどということではなく、生き生きとお話頂く中に、様々な有意義な体験が含まれていると考えております。

お母さんとのカウンセリングを継続する方法

冒頭の方でも少しだけ触れましたが、上記は、あくまでお子さんがカウンセリングに通う場合という視点で書いていますが、実際にお子さんがお越しにならずとも、ご家族の方がカウンセリングにお越しになることを通して物事が進展する場合があります。

上述したように、本人が希望しない場合には、無理にお連れいただくべきではないと考えております。

なぜ本人以外がカウンセリングを受けることで進展が起きるのか不思議に感じられる方も多いと思います。

本人でなくとも意味があるのはなぜなのか

これは、家族に原因があるからなどという話ではありません。夫婦のカウンセリングの場合でも、どちらかお一人の面接を継続することで、夫婦関係の在り方が変化することを経験しています。親子でも同様に変化を経験しています。

自分がカウンセリングを受けるとなると、自分自身の在り方を責められるのではないかという不安を感じられる方もいらっしゃると思いますが、そのような時間ではありません。

カウンセリングは誰かを責める時間ではなく、一貫して、お越しになった方を尊重する時間です。指導や教育とも異なる全く別な時間であるとお考えいただければと思います。モチベーションのある代表者が来ていただくイメージです。

 

平行面接

その他、ごく稀に、平行面接のスタイルを取る場合があります。

これは、お子さんはお子さん、お母さんはお母さんで、別々に時間を確保して、それぞれ並行してカウンセリングを進めて行く形式です。

カウンセラーが複数名いるような機関では、この形式が非常に多いと感じています。当オフィスの場合はほぼこの形式は難しいと考えております。

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