最終更新日 2025年5月24日
仕事が続かないという場合、どなたもが同じ事情とは思えません。
もちろん、背景はそれぞれであるのです。
仕事が続かない
現代社会においては、終身雇用制が徐々に崩壊しています。
連日の報道では、非正規雇用者の比率が取りざたされています
その他に、専門学校や資格が増えたとお感じの方があるかと思います。
資格だけ取得してしまった場合、実力が伴わないこともあるものです。かつてであれば師匠の手伝いをしながら段々力をつけるようなことができたものですが、資格の方こそが優先されていることがあります、
例えばですが現代には、このような社会背景があります。
予てより、職を転々とする人はいた
長い歴史を振り返れば、もっと職を転々としていたい時代もあったものです。
寅さんは、日本人に長らく愛されるキャラクターです。一体どこで何をやっているのか不明です。あんな風に生きてみたいという願望があるのかもしれません。
江戸時代には渡り中間と呼ばれる人々がいました。特定の奉公先をもたず、期間限定のような働き方だた模様です。
- 関連ページ:時代劇に見る、渡り中間から推察される仕事観
その他にも江戸時代には、「抜け参り」といって許可も取らずに伊勢参りに行ってしまうという、無断欠勤のような事が世民の間で流行ったと言います。どこか毎日に閉塞感を覚えていたのかもしれません。
続けたいけれど続かない
できれば一カ所で続けたいという明確な希望を持つ場合であっても、ひとくくりにできる簡単な話ではありません。
続かない事には意味があるのかもしれません。
それを続く人になって行こうとするというのが多くの発想なのですが、それは一つとしても、やはり続けないという在り方を通すのも一つです。
全員が生涯同じ仕事で通した社会はないのです。
体調を崩してしまう
働き続けていると、はじめは順調でも半年や1年、或いは数年経って体調不良を覚える方もあるでしょう。
そのため、仕事が続かないという場合です。
気力がなくなってしまうということもあります。
- 関連テーマ:仕事の悩みに関するカウンセリング
つまらなくなってしまう
仕事も慣れてしまうと、もう何の刺激もない平凡な毎日という認識に変わる方もあるかもしれません。
この場合、どうにかそこで働く意味を見出していこうとするのも一つかと思いますが、やはり転々としていく人生もあって良いように思うのですが・・・そこに葛藤を覚えているということもあるでしょう。
経済的事情から無理に就職先を選んだ
また、経済的にということもあるかもしれません。
最低年収400万、などとした場合、もしかするとかなりの無理を強いられる現場かも知れません。
いつでも募集している企業が散見されますが、月収30万などと書かれています。
そもそもが、長く働けないような設計になっているのでは?などと様々なことを想像してしまうものです。
なぜか倒産する
稀な例だと思いますが、就職先がなぜか倒産したり、閉業するタイミングに遭遇する場合です。
これは、かなり幅広い視点で見渡す必要があるかと思います。
人間関係が困難になる
働きはじめると、多くの場合他者との関係が生じます。
一人で働いている分にはなんとか・・・という場合でも、人が関わてくることで様々な困難が出現することがあります。
家庭のことに圧迫され、仕事に支障をきたす
この高齢化社会においては、介護と子育てと仕事が同時並行になることがあります。
いつの間にか、自分のことが後回しになってしまう事もある模様です。
カウンセリングの活用も意味があるのか
プログラムがある訳ではありません。
復職をテーマとするカウンセリングに近い発想は応用できるとは思います。
カウンセリングは、こうだと決めてかかって取り組むよりは、柔軟に幅広い観点から活用した方が実りの大きいものになると思います。
背景が人それぞれ異なりますので、その人にあった形のカウンセリングを探していくことになります。
何かを見出し一カ所で長く働いていくという在り方に着地する方もあれば、世間のやり方とは別な方略で、何らかの自分のポジションを見出して定着するような方もあるでしょう。
- 関連ページ:復職のカウンセリングはどのように進めるか?
まとめ
いずれにしても反省のような場ではありませんので、もし変わらなければというように思っている場合には、せいぜいバージョンアップくらいのお気持ちが良いかと思っております。
モチーベションは尊重したいですし、意気込みも否定されるものではりません。
同様、元々の在り方や、キャラクターも尊重したいと思ってお会いしております。