最終更新日 2025年4月5日
我々は日常生活の中でも、「パニックになった」という表現を使うことがある。しかし、パニック障害(panic disorder)における、日常生活上で用いているパニックは異なるものである。
パニック障害の意味
日常生活上のパニックという表現は、ひどく混乱し、取り乱す、といったようなニュアンスである。パニック障害とこの日常用語のパニックが混同して用いられていることがあります。
パニック障害とは
パニック障害とは、1980年に登場した病名である。
パニック発作が主な症状であり、それは突然に激しい不安に襲われ、動悸・息苦しさ・頻脈・過呼吸・冷感などを覚え、死の恐怖を感じるといった状態になることである。
その他、手足のしびれやめまい感を覚えることもある。このように我々が日常的に使う「パニック」とは異なっています。
一般的には、時間の経過(数分から長くとも1時間程度)と共にパニック発作は収まっていくものとされています。このような発作が高頻度に起き、日常生活に支障をきたすものをパニック障害という。
パニック発作を体験した際には、体の症状が多く体験されることもあって、精神科や心療内科の他に、まず救急外来や一般の身体科を受診する人も多くなる。
- 参考サイト:心の耳 パニック障害
また、パニック発作を体験すると、また発作が起こるのではないかという予期不安が残ることがあり、電車に乗れないなどの困難に繋がることもあります。
電車はとりわけ通勤との関係で問題化することもあれば、仕事とは関係なくとも社会生活を営む上での困難と化してしまう。
概ね薬物療法が中心とされていますが、昨今では認知行動療法を行う病院も増えています。段階的に外出可能な範囲を伸ばしていくなどの方法を取ることがあります。
※当オフィスは認知行動療法は行っていません。
当オフィスでは、対話形式のカウンセリングやリラックス法を用いた支援になるかと思います。主治医ともよくご相談ください。
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このページを参照頂くと、診察との並行など、カウンセリングの活用にイメージがつきやすいかと思います。カウンセリングルームは医療機関ではないため、病院に揃えられているような設備がありません。
カウンセリングルームを活用する場合には、その違いを確認なさって、安全を確認して進めていくことが肝心だと思います。
医師や看護師が常駐する病院内で、カウンセリングを行っている機関も多数あります。