スマホの長時間使用が取り上げられるようになりました。
一日何時間もスマホの画面を見たり、操作している人が日本というよりも世界に存在していると思います。
とりわけ、寝る前にスマホを見てしまうと、眠りに影響するのでしょうか?
今回は、実体験から起きたことをまとめてみました。(なんら科学的根拠はありません、あくまである青年の体験談です。)
眠りはカウンセリングにおいても一つのテーマになることです。このブログとも無縁ではないわけです。
寝る前にスマホを見続けたらどうなるのか
ある晩のこととしますが、その青年は就寝前の2時間程度スマホを操作しました。
2時間と言うのはそもそも予定外の使用時間であり、当初は15分程度にしようと思っていたのでした。
しかし、調べ物をしていると、ドツボにはまった様に次から次に情報に行きつきます。
気が付いたら2時間も経ってしまったのでした。
こんな風にドツボにはまった
ストレスについて調べていると、一つのページを読み終えたかと思うと、「現代社会にストレスなんて存在しない!」という挑発的な別なサイトが目に入りました。
他にもたくさんの関連する記事が画像付きで表示されています。
なんだこれはと思い読んでみると、タイトルだけ挑戦的で内容は非常におとなしいものでした。
あー、でも実際どうなんだろうと、「うつ病は本当に増えているのか?」などと検索してみたのです。
すると、誰か偉い人の書いた論文が出てきて、読みごたえがあり、ここまでですでに30分が経過していたのでした。
気が付けば肩が張っていたような・・・・。
こんな感じで継ぎ足しのように現れる情報にはまりこんでいったのです。
こんあことを2時間もやっていたのです。
いざ眠ろうとしても頭がさえ切っている

時計の針は深夜3時を過ぎていました。
これでは明日に支障が出てしまうと、そそくさと寝ようとする青年でしたが思うように寝付けません。
そんなに日中昼寝をしたわけでもないのに不思議でした。
つまりは、スマホの使用が目を覚ましてしまったのでしょうか?
にわかに信じられませんでした。
その後も、スマホをいじったりしながら、いつの間にか眠っていたようです。
眠りについたのは小鳥が鳴くような時間でしたから5時頃でしょうか。
その日の仕事はちょっとしたパソコンをいじるだけの日だったので実害はなく済んだのですが・・・それにしても徹夜のようで堪えます。
全身だるくて重い

目覚めの悪い朝でした。
何より体がだるいのです。スマホをおかしな姿勢で見ていたためでしょうか。
同じ姿勢でいると血流には影響するでしょう。
それとも脳疲労なのでしょうか?
目がしょぼしょぼする
眼鏡は必要ない青年でしたが、その日は目がかすむような体験をしたと言います。
スマホの連続使用で疲れてしまったのでしょうか?
テレビは離れた位置から見ましょうなどとよく言われますが、スマホとの距離はほんの数十センチです。
相当目を酷使した可能性があります。
1日冴えない
冴えないのは目だけではありませんでした。
その日は一日だるく、作業能率もいまいちでした。
やはりこれもスマホの影響なのでしょうか?
眠りは相当浅かったのだと思います。睡眠時間にして3時間を切っていたかもしれません。それでけでも大変な事です。
所感
さて、こんな経験は現代社会に暮らす多くの人が経験している所だと思います。
それにしても、いつの間にかスマホが浸透しています。
あたかも体の一部になったかのような錯覚さえ覚えるものでしょう。
これは、車の運転にも言えることで、毎日の居続けているとまるで体の一部のように感じられてくるのです。
電車の中では9割の人がスマホの画面を眺めていたり、いじくっています。中には、画面をみてニヤニヤしている人もいます。
そして、電車を降りれば歩きながらスマホを見ている人がやはり大勢います。
外食中もスマホを見ながら注文を待ち、料理が来たらスマホを見ながら食べている人もいます。
日本の行儀は崩壊したのでしょうか。
一日の総スマホ時間は何時間になるのでしょう。
特に若者は、テレビを見なくなった分、SNSの利用に時間を割いています。
若いうちはそれでもよく眠れるものなのでしょうか。
条例化した自治体もある
ここで余談になりますが、愛知県豊明市においてはスマホの使用時間を1日2時間とする条例が可決されました。
※ANNnewsCH: 1日2時間目安“スマホ条例”本会議で可決 10月1日から施行へ 愛知・豊明市(2025年9月22日)
夜のスマホの扱いを習慣化できないものか
少なくとも寝る前くらいはスマホをどこかにしまいたいものです。
習慣にしてしまえば可能かもしれません。
新しいツールのため、まだそこに意識が向いていないと言うべきかもしれません。
しかし、いずれ習慣化が起きるなどと世間の動向を待っていると、10年もかかってしまう可能性があります。
世界初になるくらいの気持ちで、夜間におけるスマホの扱いを定型化してしまいたいものです。
不安を埋め合わせるために活用されるとき
仕事の不安などと結びついた時には、わかってはいても手放せないということがあるかもしれません。これは救いにもなるのですが、睡眠が削られるほどになってしまう事もあるでしょう。つまり寝る前のスマホをやめられないという状況があります。
布団の中でも仕事関係のサイトを調べてみたり・・・などと夜の航海ならぬ、ネットサーフィンがエンドレスに展開されてしまう事があります。
扱いが難しいものです。
影響や対策に関してあとからスマホで調べてみたこと
スマホで調べたところがなんとも葛藤を表していますが、少し調べてみました。
まず、睡眠の権威がどのように見ているかです。
※ユーチューブ動画:【約15分!この動画で睡眠不足解消】寝る前にスマホを見てOK!? サンデージャポン【公式】
この番組の中ごろから柳沢教授への質疑応答場面があります。
そこで就寝前のスマホに言及がありました。
先生が言うには、最近のスマホはかなり対策されているそうであり、それよりも現代社会はそもそも明るすぎるとのことなのです。
つまり、明かり神経質に決して寝る前にスマホを使うべきではないとは言っていませんでした。
続けて、双方向のメッセージのやり取りは避ける方が良い旨も話されています。
これはどうなのでしょう。先ほどの体験談では、スマホでいろいろ調べているうちに肩が張ったりしていました。
これは就寝前としては明らかに良いこととは思えませんが、それくらいでは肩が張らない人もいるのでしょう。
むしろリラックスしてスマホ視聴しているというなら、さほど影響しないということかもしれません。
せっかく大画面、最上の音響環境である映画を見に行ったのに、途中から熟睡する人もいるのですから。
体感的にはやはり就寝前のスマホ利用は害が大きいように体験しています。
まとめ
こんな日がたまにはあると思いますが、毎日の習慣のようになっていたら本格的になんらかの体調不良をきたすのではないかと感じました。
便利な世の中になったのか、スマホに踊らされているのかわかりません。
就寝前は、スマホを置く位置を固定して、手軽に操作できない工夫をすることにしました。
冗談では済まないような話だと思います。
因みに、スマホばかりに消耗しているのではありません。加えて日中はずっとパソコンに向かい合っている人もいるのです。
カウンセリングにおいてはとりわけ、自分自身に意識が向くことが重要とされることがありますが、このテーマの場合、やはりスマホ疲れをどう意識するかという点も意義が深いことだと思います。


