最終更新日 2024年10月23日
臨床心理士が行うカウンセリングについては、多少世間に知られるようになってきています。
また、臨床心理士は狭い意味でリラクセーションを学んでいることがあります。
これは意外に思う方もあるでしょうか。
臨床心理士が学ぶリラクセーション法
必ずしも、全ての臨床心理士がリラクセーションを実際に学んでいるとは言い切れませんが、学んでいる人もいるものです。
それは心理学のテキストに登場する、漸進的筋弛緩法などの方法と出会うためです。
ストレスに関する講習会などでよく紹介される
臨床心理士の専門性の一つに、臨床心理的地域援助が挙げられますが、その一環でストレスに関する講習会などを担当する場合があります。
その際に、ストレスケアの方法としてリラクセーション法を紹介するような機会はかなりあります。
わかりやすいという利点がある
カウンセリングは、どういうものであるかを伝えることが非常に難しいものです。
かつて、心理学を学んだ卒業生が社会に出た時、その専門性をどう示せるかと問われたとき、それは「統計だ」と聞いたことがあります。
遥か昔の事ですから、現在でも同じことが言えるかどうかは疑わしくなっています。
これは、一般の人にも分かり易い形で、何ができるのかを示しやすいという意味から出た言葉なのです。統計処理をすれば、何かのアンケート集計をして、それらをグラフ化するとか平均や標準偏差などを示すこともできるわけで、時間をかければ多少の検定も可能です。
心理学実験レポートや卒業論文に取り組んだ結果そのような力を身に着けるのです。
これは、なにやら実態があるのかないのかはっきりしないと見られがちなカウンセリングに比較して、わかりやすいため示しやすいのです。
私のゼミ生はリラクセーション法ができます
これと同様に、リラクセーション法も目で見て確認できるため示しやすい方法と言えます。
また、うちのゼミ生は・・・などとリラクセーション法を学んでいることを就職活動のアピールポイントにしているところもあるかもしれません。
確かに、専門家として登用する場合、初めからカウンセリングは任せられなくても、リラクセーションならば・・・という受け入れ先はありそうに思います。
心理学科なで学んでいる学生は、一度こうした方法に触れておくのも経験として良いのではないでしょうか。
将来的に自分でリラクセーション法の講義を担当しなくとも、外部講師がやってきたときに仲介と補助役として重宝されることになります。
つまり下記のような勉強会が開催されるときには話が通じることでしょう。
当オフィスでもリラクセーションを体験
当オフィスにおいてもリラクセーションを体験できる機会を作りました。
これまで学んできたことと、現場での経験からプログラム化しました。
緊張を弛めてみたいという方はご活用ください。
又、リラクセーションを媒介にしたカウンセリングのセッションも行っております。