カウンセリングの限界について

ルール

当然のことですがカウンセリングは魔法ではありません。

できないことがたくさんあります。

ここではその限界について触れました。

カウンセリングの限界

限界については、できること・できないことという切り口で述べられることが多いように思います。できないことだらけである、というのが実感です。それにしても幾つかの次元に分けてまとめる必要があるとも思いましたので、順番に書いております。

これは面接構造にも関係する話ですので、別サイトもご参照下さい。

時間や場所が決められている

公園のベンチ

カウンセリングは、お約束した時間の中でお会いしています。場所もオフィスの中でしか行っていません。つまり、喫茶店や公園のベンチではできません。

別な機関では、また別な考えを持っていますが当オフィスはこの枠組みで行います。

ここから派生すると、カウンセラーはクライエントの日常に入って行くことが出来ません。つまり何かをお手伝いするために出て行くことが出来ない存在なのです。

これはルールとか職業倫理というようなあり触れた言葉でも説明できますが、単にそういうものでもありません。

背景には、安全な空間を創出することとクライエントの持つ力への信頼があります。

参考ページ:大事にしている事

医師の診察は大事な事

大きな市立病院

カウンセリングさえあれば医師の診察は不要と考えたくなる方もあるかもしれませんが、そうは考えていません。もちろん、カウンセリングを通して医師の診察が必要ないくらいになっていくとか、カウンセリングと診察を並行しないで続けるとか、そういうことはあり得ます。

しかし、根本的にカウンセリングだけで良いなどとは毛頭考えておりません。どうしても医師の力を借りなければならないときがあります。また、臨床心理士は診断や投薬はできません。

医師に限らずクライエントを支える様々な支援者・環境・文化・歴史などの力を信じる態度を持っていると言ったら良いでしょうか。その人たちの存在なしにカウンセリング単独の力などはたかが知れていると思っています。

 

もう少し取り組んでみたい

どこが、何が限界なのかはわからないところがあります。

冒頭で述べたように、魔法ではありませんから自力で空が飛べるようになることはありません。こういう可能性も捨て去りたくない思いはあるのですが、やはり公言することはできません。

どこかで時に劇的と述べたように、難攻不落の山を越えることもあります。そしてその後にもう一山越えるえることもありますので、いつがその限界の時なのかは一様ではありません。

つまり、もう少し可能性を探求してみたいという動機でカウンセリングを継続していくことも意義があります。この可能性がどこまで続くのかは誰にもわかりません。

ちょうど終わりのない物語のような感じです。

どこまでをカウンセラーと共にするかは個人個人で異なりますし、深堀などしたくない人がいても当然のことです。