【運営元オフィス概要】

心理臨床オフィスまつだ

代表:臨床心理士 松田卓也

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カウンセリングにおいて問題解決は、自己解決を基本とする

よく考える カウンセリングに関して

最終更新日 2023年12月11日

カウンセリングルームを訪れようと考えた時、多くの場合何らかの問題に直面している状況かと思います。

では、カウンセリングに行ってカウンセラーに会えさえすればその問題に対する回答が得られるのでしょうか?

カウンセリングの問題解決は自己解決が基本

カウンセリングの場合、あらかじめ答えが用意されているものではありません。

その道に詳しい専門家のところへ足を運んだら、明確な回答が得られる類の問題もありますが、カウンセリングの場合はほぼそういう解決のなされ方をすることはありません。

例えば・・・

  • 受験する大学をAとBどちらにしたら良いか?
  • あの人と結婚すべきかどうか
  • 手術を受けるべきかどうか

など、もしこのような問題に直面していたとしたら準備された回答はないとご理解いただけるのではないでしょうか。

受験を例にすれば、決めつけることはできるかもしれません。「近い方がいいから、A大学ですね。」などと言えるでしょう。しかし、それは正解かどうかは全く別な話です。遠くても勉強したいことがB大学にしかないかもしれません。

自己解決とは

さて、このようにいわば答えのない事に答えを見出していくような作業と言えるでしょう。

この場合のカウンセラーの役割は、本人にとって良い決定ができるよう支援することです。つまり、ご自分で決めていただくことになります。

自分で決められないから、わざわざお金を払ってまで来たのです、と怒られてしまうかもしれませんが、やはりカウンセラーが決めることはできない事柄です。

既に答えを持っている可能性がある

ご本人の中では既に答えの様なものが存在していることもあると感じています。

カウンセリングの基本となりますが、カウンセリングではまだ言葉にならない曖昧模糊としたもやもやしたところに触れているわけです。

このお気持ちは大事に扱われるべき存在です。

そうして段々と、それが明確になっていくこともあります。

「自分は学問をとことん追求したかったのだ・・・」などという気持ちにお気づきになられるかもしれません。

このように表れたお気持ちは、大学選びの主軸として決定の参考になるのではないでしょうか。

もちろん、もう一皮むけるように、「いや、だが・・・待てよ・・・」などと別なお気持ちがまだあったことに気づいても不思議ではありません。

直線的に見つかることもあれば、行ったり来たりしながらということもあるわけです。

このようなセッションを通して自己解決を支援していくわけです。

カウンセリングの効果を気になさっている方もあるかと思いますが、カウンセリング場合はこのような視点から効果を捉えて頂くことも一つでしょう。

まとめ

これはがっかりする方もいらっしゃるでしょう。様々なニーズに応えるべくカウンセラー側も工夫を重ね続けていることは事実です。以前は不可能だったことが、今では行われていることもあります。