カテゴリー: カウンセラーの態度
そしてカウンセラーはいなくなった
カウンセリングを行っている最中のカウンセラーは、自分自身の存在感が希薄になっていると感じることがあります。 ロジャーズのカウンセリングを例に考えてみても、カウンセリングは、クライエントを尊重することにあります。 幾ら訓練...
カウンセリングの限界について
当然のことですがカウンセリングは魔法ではありません。 できないことがたくさんあります。 ここではその限界について触れました。 カウンセリングの限界 限界については、できること・できないことという切り口で述べられることが多...
心理臨床におけるリソース
カウンセリングにおいて、リソースという言葉が使われることがあります。日本語にすれば、内的資源となります。 時にカウンセラーはアドバイスを行う行わないで、議論になる事がありますが少なくとも問題を解決するのは、カウンセラーの...
カウンセラーはクライエントに何を期待しているのか
例えば、就職しないよりも、すぐに就職した方が良いという社会的観念があるとします。ですが、人によって考え方はことなり、しばらくの間就職から離れてみたいという人もいるものです。 カウンセラーはその人が真に望む方向へ進むことを...
面接室に閉じこもるカウンセラーはよく否定される
臨床心理士という資格を持った人達が各地で活動して30年以上が経ちます。 その中で、1995年くらいからではないかと思うのですが、「面接室に閉じこもっていてはいけない」という流れが生れました。 そして、このセリフは各所で聞...
本当にそれは改めなければ行けないものなのかを含めた、幅広い対話を行う
遠慮しがちである、とか、引っ込み思案であるなどと悩む場合、自分自身の在り方を良いこととは捉えていないからこそお悩みになられるのだと思います。 社会が、「積極的であれ」、とか、「外に出た方が良い」、などという風潮ですから、...
他職種への信頼と尊敬から、臨床心理士としてカウンセリングの独自性を探求するに至る
臨床心理士には、4つの専門性が挙げられます。すなわち、心理面接(カウンセリング)、心理アセスメント、臨床心理的地域援助、研究活動です。 私は、この中で特に、心理面接を中心とした活動に従事してきました。 臨床心理士としてカ...
カウンセラーの思い込みにも気を付けたい
カウンセリングには、様々な利用方法があり、1回だけの利用の人もいれば、数年以上の期間利用する人もいます。 これは、カウンセラー側の考えに左右される面も大きいように感じています。 この人はきっと長くかかるはず・・・などと一...