カテゴリー: カウンセラーの態度
カウンセラーは体験に添おうとする存在
カウンセリングで何を行って来たかと訪ねられたらば、一つにはご心情に添うということが挙げられると思います。「カウンセリングってアドバイスとかないものなんですね」という世間のカウンセリング対する印象があるでしょう。 何もして...
カウンセラーは他職種連携の態度を備えている
総合病院などの医療現場においては、医師の他に複数の医療従事者が存在します。 我々心理カウンセラーもそこに数えられる場合もあります。 看護師、理学療法士、薬剤師など、入院などの経験がない場合は、なかなかお目にかからない病院...
そしてカウンセラーはいなくなった
カウンセリングを行っている最中のカウンセラーは、自分自身の存在感が希薄になっていると感じることがあります。 ロジャーズのカウンセリングを例に考えてみても、カウンセリングは、クライエントを尊重することにあります。 幾ら訓練...
本当にそれは改めなければ行けないものなのかを含めた、幅広い対話を行う
遠慮しがちである、とか、引っ込み思案であるなどと悩む場合、自分自身の在り方を良いこととは捉えていないからこそお悩みになられるのだと思います。 社会が、「積極的であれ」、とか、「外に出た方が良い」、などという風潮ですから、...
他職種への信頼と尊敬から、臨床心理士としてカウンセリングの独自性を探求するに至る
臨床心理士には、4つの専門性が挙げられます。すなわち、心理面接(カウンセリング)、心理アセスメント、臨床心理的地域援助、研究活動です。 私は、この中で特に、心理面接を中心とした活動に従事してきました。 臨床心理士としてカ...
カウンセリングではアナログ時計が使いやすい
カウンセリングを行う際に、時間は非常に大事な意味を持ちます。 ご予約をいただく場合も、それではだいたい~時位に来てくださいとはお約束せずに、12:30とか14:00をご提案するわけです。 背景には、カウンセリングの時間を...
勝手にその人を決めつけないで、「どうです?」という態度を大事にしたい
我々、臨床心理士は、元々医師が行うような診断はできません。 それはさておき、何かをカウンセラーが断定するのはいかがなものかと思います。 もちろん、何かをはっきり言い切る事が必要な時もあるのだろうと思いますが、ことさらその...
現場のひんしゅくを買う、カウンセラーの不遜な態度
ドラマや映画など見ていると、ある日急にどこか遠くからやってきた、凄腕の管理職や技術者が組織の責任者として配属されるものがあります。 そして、その責任者は今までの組織運営を抜本的に改革し、自分の考えに沿ったものへと変えて行...
カウンセラーはCLが日常で出会う人々に支えられている
カウンセリングでは、週に1回50分、ないしは、隔週、月1回などのように、相談者に合う時間は限られています。 仮に1年間、毎週50分ずつお会いしても、40時間です。それは、2日程度に過ぎません。 もちろん、50分1対1で話...
成功の責任を追及されるのであれば気分は悪くないかもしれない
話を深めるとか、掘り下げるという表現がありますが、具体的にはどういうことなのでしょう。 カウンセリングの場合もそれは意味をなすでしょうか? 個人的な経験は非常に貴重なものだと思います。例えば、ストレス対処の方法は、ストレ...
カウンセリングは臨床心理士の力に依るものではない
心理的なケアは、意識せずとも絶えず自動的に行われているものではないかと感じることがあります。 例えば、会社や学校、地域団体など、これらには自然とケアを行う能力が備わっているのではないでしょうか。 カウンセリングは土地や文...