最終更新日 2024年9月12日
人間関係がカウンセリングのテーマとして登場することは様々な形でありますが、母との関係もその一つとして挙げられると思います。 近しい関係であるが故、特有の葛藤が生まれるということもあるのではないでしょうか。
母との関係にまつわるカウンセリングでテーマとなる葛藤とは?
家とか、母、という事を考えた時、一番の山場は、自立の時期ではないでしょうか。 もし経済的に困難な家庭だったり、他の家族の誰かが病気をしているような状況だったら、娘や息子も、自立するということを喜んでばかりもいられない可能性があります。
自分自身の人生が進むことは良いことかもしれませんが、一方で、母親や家族を置き去りにしてしまうかのようで、罪悪感を伴う葛藤を感じる人もいることでしょう。
これはごく一例に過ぎませんが、自立の過程には、上記の他、様々な葛藤を自分自身がどのように捉えて、折り合いをつけてゆけるものなのかと、深く悩むこともあるのではないでしょうか。
テーマとなること
想像による一例ですが・・・
- 母の人生の代行をしているようだ
- 母を実家に残している
- 母の死後、母の代わりのように頼られている
- 子育てなどに関して意見が違い口論になる
- 一人暮らしや結婚してからも頻繁に電話が来る
- 母に話が通じなくなった
カウンセリングの方向性
これらは、何が正しいということはわかりません。カウンセリングの観点からすると、その人がどう生きるか、というテーマとして見ることでもあると思います。
カウンセリングでは、このようなことも含め、幅広い視点からお考えいただける時間になればと思っています。
母と娘という観点が強い書き方になっていますが、母と息子の間でもまた、色々なテーマが存在すると思います。 母との関係というくらいですから、中には、母親と同席でカウンセリングを受けたいとお考えになる方もいらっしゃるとおもいます。
確かに同席でのカウンセリングが有益な場合もあると思いますが、基本的には、1対1で行っています。 夫婦のカウンセリングの場合でも同様なのですが、もしお越しになったとしても二人の仲を仲裁したり、どちらの言っていることが妥当であるとか、そういう判断をする性質の時間ではありません。
カウンセリングは、そのテーマについて、お話になってみたい、お考えになってみたいと、自らお越しになった方を尊重する時間です。 むしろ、複数で進めてしまうと、カウンセリングをご希望なさっている方ご本人の内的作業(お気持ちの作業)に専念できないようにも感じています。
まとめ
以上になります。カウンセリングをご希望の方は、カウンセリングをご検討中の方は、当オフィス本サイトの各種案内をご参照下さい。 当オフィスは、千葉県柏市に開室しております。