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カウンセラーは一般的な心理学も学んでいる

ブログ著者:臨床心理士 松田卓也

統計解析 臨床心理士について

臨床心理士の学問的背景は、臨床心理学にあると考えます。この臨床心理学という学問は、心理学の一部門であるとも説明できます。心理学という大きなくくりの中で、臨床心理学は応用心理学として定義づけられるのでしょう。

カウンセラーは基礎心理学もやはり学ぶ必要がある

現行の臨床心理士の資格制度の中では、学部で心理学を学ぶことがカリキュラムに含まれてはいないのですが、科学性を養うという意味において、臨床心理士が心理学を学ぶ意義はあるのではないかと感じています。

心理学の系譜と種類

羅列程度のまとめになってしまいますが、人間の心理に関する探究ということであれば、その歴史は非常に長く、紀元前からその探求は始まっていました。

学問として成立したという意味では、ヴントという人物の活動が挙げられます。ヴントは、1879年に心理学実験室を世界で初めて開設しました。この年を心理学元年と呼ぶことがあります。

ここに、今日の心理学に関するはじまりがあると言われています。心理学というと、カウンセリングの事をイメージすると思いますが、実験を繰り返すことによって人の心理を明らかにしようとする動きも行われているのです。

観察や測定など、物理や数学で使用するような機器を用いることもあります。

心理学の種類も時の経過とともに細分化されています、臨床心理学をはじめ、教育心理学、社会心理学、犯罪心理学、健康心理学など多岐の分野で心理学が応用されているわけです。

心理学科の序盤は実験

臨床心理学、カウンセリングを学ぼうと心理学科に入学した学生は、時に前半のカリキュラムに失望することがあります。

実験三昧だったりするためです。

それは、学習や記憶、知覚に関するものです。

後半からは確かに、臨床心理学の方面に使う時間が増えていきます。

研究活動も必要となる

臨床心理士の専門性の一つには、研究活動が挙げられています。研究能力は、カウンセリングとはまた別なトレーニングを必要とするものです。 心理学を学んでいくと、様々な実験に関する論文を読んだり、実際に実験を行うこともあります。

それは、記憶や学習に関することであったり、集団の心理を対象うとするものであったりします。 果たしてこういったトレーニングがカウンセリング場面でどのように生きているかということはまた別項にしたいと思いますが、大学で心理学を学び始めたとしても、本格的にカウンセリングを学ぶまでにはだいぶ時間がかかるものです。

カウンセリングに科学性は必要か

医療の分野では、エビデンスという言葉を度々耳にします。カウンセリングを行っていてもエビデンスということが主張されています。エビデンスだけでカウンセリングや医療が可能なのかといえばそれは不可能と言えるでしょう。

このことに関する議論は既になされています。これもまた別項で触れたいと思います。

いずれにしても、カウンセラーは、科学性を養う必要がある存在であると感じます。また、それと同時にカウンセラーは個別の物語性を大事にする存在でもあるのです。

まとめ

昨今の心理士養成は、6年間を基本とする傾向にシフトしています。

これまでもその傾向はあり、実際そうだったのですが、より色濃くなっています。

その場合、はじめから臨床心理学を徹底して学ぶのではなく、やはり基礎的な心理学を学ぶ時間が担保されています。

もしかすると、本当にこの道を行くのかという覚悟を問うという意味もあるのかもしれません。

日本の徒弟制度など見ていると、はじめから「そのもの」だけをずばり修練というのではなく、掃除やカバン持ちのようなところからはじまります。料理人でいえば皿洗いでしょうか。

また、それらは、基本中の基本ということでもあるのでしょう。

関連ページ:カウンセラーは日々専門性の向上に努めなければならない

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