カウンセリングのデメリットを3つ挙げるとしたら何がありますか?

デメリットです

最終更新日 2024年12月10日

カウンセリングに大きな期待を持つ人もいらっしゃるかと思いますが、実に地道で地味な作業です。

ここでは敢えてそのデメリットに注目してみたいと思います。

カウンセリング3つのデメリット

もっと挙げられるかも知れませんが、話が広がり過ぎるわかりにくくなってしまうので今回は3つに絞ろうと思います。

とにかく費用・労力・時間がかかる

極めて現実的な話から入ると、カウンセリングは時に多くの費用や長い時間を必要とすることがあります。

もちろんこれは全てではありません。1回から数回で終了することも少なくありません。しかし長期のカウンセリングに至る場合があることは事実です。この点は、カウンセリングの頻度や回数についてをご参照下さい。

1年間隔週でカウンセリングに通った場合、24回になります。

1万円の料金設定ならば、24万円の費用がかかります。

国民年金よりも高くつくことになります。

※当オフィスの場合は、いつでもカウンセリングを終わりにできることにかなり神経を集中しています。決して無理強いや、カウンセラー側の考えだけで期間を延長していくような態度があってはいけないと考えています。もちろんその人その人で必要な回数や期間は異なるので、ご自身に合った使い方であれば良いと思います。

本来のカウンセリングから横道にそれた場合、自己解決能力が弱まるのではないか

カウンセリングは通常の相談とは異なります。

単に、何かの問題や悩みに対してカウンセラーが助言をすることで解決の道が開けるという性質のものではありません。そこには洞察や内省なども必要となる取り組みなのだと思います。

確かにカウンセラーは何かのきっかけになる存在ではあるのですが、実際に悩みや問題に直面しているのはその人当人であり代わりに解決することはできないものです。カウンセラーは黒衣と考えることもあるくらいです。

しかし時に、カウンセラーが強く出るような面接になってしまうこともないわけではありません。

その場合は、カウンセラーが考える解決の道に向かってしまうという事になります。

この時うまくすれば、問題は解決するかもしれませんがその人自身が取り組んだという実感は薄いものとなるでしょう。知らず知らず本当に多くの事がカウンセラー頼みになってしまうかもしれませんが、それはやめておいた方が良いでしょう。

カウンセラーが常にその人の人生にとって正しい判断をできるなどということはあり得ないものです。

※カウンセリングにおいて、その人自身の力を信じる態度が重要であると「大事にしている事」として挙げたことがあります。

カウンセラーが余計な事を言う

カウンセリングへの期待ということを冒頭で挙げましたが、カウンセラーも決して万能な存在ではありません。

せっかく高い費用や労力を費やしてカウンセリングにやってきたのに、担当カウンセラーのためにかえって嫌な思いをするような場合がないことはありません。(常に資質向上の研鑽を欠かさないでやっていこうと思っています。)※自分自身を棚に上げるつもりはありませんが、このようなことは全国的に起きている事のように思います。

求めていたものとは違ったという、ミスマッチが起きることもあります。多く見られるのは、アドバイスにまつわることです。これは、「一般論レベルの回答しかなかった」、「まったく見当違いのアドバイスだった」、「アドバイスに余計に腹が立った」などという事柄です。

そもそも、<カウンセラーはアドバイスをする存在なのか?>というところから双方の認識がずれてしまう事があります。仮に、アドバイスをお求めの方がいることは重々承知している場合であってもです。

まとめ

総じて感じたのは、カウンセリングにおいてデメリットが生じる時にはカウンセラー側の要因がかなり影響しているのだろうということです。カウンセラーがその点を意識しておくことで、これらのデメリットは最小限に食い止められることであるとも感じた次第です。