最終更新日 2024年1月3日
カウンセラーと言えば、男女のどちらを思い受かべるでしょうか?
看護師さんであれば、まず女性を思い浮かべます。(男性は少しずつ増えてきました。)
カウンセラーは、7~8割が女性です。
女性カウンセラーが多い
例えば、臨床心理士の養成校の定員が10名だったととします。
その場合、7,8名は女性です。これは毎年のことで、全国的に同じ傾向だと思われます。
これが10年続いた場合、女性カウンセラーは80名、男性は20名です。
実働している臨床心理士の人数が3万人程度とすると、24000人が女性という計算になります。
非常勤職が多い
臨床心理士は、男女共に非常勤の多い職種です。掛け持ち勤務の人も少なくありません。A病院に勤務する医師がB病院でも診療を行っているように縦断するカウンセラーも少なくありません。
常勤の場合と非常勤の場合ではどのような比率になるか、そうしたデータはありません。
これが女性が多くなる理由と数えて良いのかどうかはわかりません。大学院入学の時点で圧倒的に女性が多いのですから、どうなのでしょう。それとも、多くの男性はそれを見越して志望しなかったのでしょうか。
あるいは大学院受験までは人数が均等だったのでしょうか。
しかし、いずれにしても出会う可能性の高いカウンセラーは女性になると思います。
女性志願者がそもそも多かった
博士前期の臨床心理学が、臨床心理士養成のコースに該当します。
これが志願時の状況です。圧倒的に女性志願者が多くなっています。合格者もほぼ女性です。
1校だけの結果ですが、このデータからするとそもそも臨床心理士を志す人は女性が多いようです。
余談ですが、なりたい職業ランキングのようなものがよく発表されています。そこにカウンセラーを見かけたことは今のところありません。あのようなデータは、よく信頼性・妥当性を検証する必要があります。
持ち味を生かす
どちらが良い、適しているということではないと思います。男性が女性らしく振る舞ってカウンセラーをやっていくべきということではありません。
もちろん、男性は女性の女性性を見習っていくことには意味があるでしょう。
ご利用になる側の方の立場としては、女性だと思っていたら男性でびっくりするなどということもあるかもしれません。
また、カウンセリングにおいては男性でも、女性でもカウンセラーの存在が強調されないことに重要な意味があります。